先の期待値通過者

 はい、お待たせしました。


 では、先の期待値通過者の発表に移りたいと思います。


 前回の勝手に小説大賞の時は10~20話を読むというスタンスでしたが、前回は最低文字数が10万文字で、今回は5万文字という変更がありますので10話前後を審査対象にさせて貰いました。


 それでは発表させて頂きます。




男なのに乙女ゲームのヒロインに転生した俺の味方は、悪役令嬢だけのようです ~ぐいぐい来すぎるイケメン達にフラグより先に俺の心が折れそうなんだが~


 /綾束 乙


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054892302117


一言:うん、前回の期待に応えて貰いました。

 正直、前回の評価をした時の懸念事項がただイケメンが沢山出てきて逃げ回ってるだけの展開だったらどうしようと思っていましたが悪徳令嬢に寄せる想い、これが友達になる為、百合展開、王子と成就する親友ポジを目指すのか今の段階ではルートははっきりしないがくだらない流れにならなくてホッとしております。


 後、TS物という流れで主人公が男であった時と今の女の子になった違い、心身ともに時折、触れているのも好感○


 結構、設定だけで『そういや、こいつ本当は男だった』的な話、TSに限らず本設定を無視したものが多いので良く書けてると思います。


 後、この設定の主人公に不可欠な地雷体質な思考、行動を考えられており◎


 私が読んだ場所で一番の地雷だったのはパン屋のアルバイト中に店の人に相談して決断した内容。

 詳しい内容は今後読む人の為にに伏せますが、この世界が乙女ゲームの転移? 転生物ではありますが、主要なイベントがあるといっても能動的に動く限り、関わりを薄くする事が出来るはず。何せ、現実世界となっている訳だし、それでも強制的になるなら、それは神が介入してる、もしくは夢設定(そういう流れがあっても面白いかもしれませんが)


 余談が過ぎましたが能動的に動く限り、会いに行ったり、コミニケーションは取る事は不可能ではないということ。


 だからイベントに拘る必要がない、という事に主人公が気付かないのを『地雷踏み抜いてるな(笑)』と読者に思わせる流れを作れてます。


 あんまり語ると読もうという方にも申し訳ないというのもありますが、次の選考の時のコメントに困る、既に困る展開かもしれませんが今回の総評とさせて貰います。




ハズれギフトの追放冒険者、ワケありハーレムと荷物を運んで国を取る!/寝る犬


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054894702276


一言:正直、通過させるかは悩みました。読ませて貰った10話ぐらいまでで判断するなら通過させません。

 しかし、これは先の期待値というものであり、次に期待してという流れになりました。


 何故、そういう判断に至ったかというと話のテンポが遅い、悪いという事です。


 良く言えば、丁寧に書かれています。


 ですが、主要メンバーのヒロイン候補が出るまでに何話かかってますか?


 確かにそれまでに書いてる情報、内容は必要なものですが最初に全部出す必要はないように思います。


 その辺の工夫が欲しかったですね。


 これが本としてならアリだと思いますよ? ですがネット小説としては読まれ難い原因かと思います。


 丁度、読み終えた辺りから少し流れ始めそうだったので次に期待させて貰います。



 はい、通過作品、2作品の発表でした。


 正直、今回も誰も通過はなかったらどうしようかという悩みにも囚われた訳ですが無事に2作品あってホッとしました(笑)


 では、次は8月16日かな? に最終選考でお会いしましょう!

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