第3話 2周目の男

「2周目?」

龍之介は聞いた。

すると、明彦はうなだれながら言った。

「あぁーそのことか、俺はお前と同じ世界から来たって行ったよな?」

龍之介が頷くと明彦はまた喋り始めた。

「俺は同じようにこの世界に来て元の世界に帰る方法を探している途中で後ろから誰かに殺されて、気がつけばまたこの世界に戻っていたんだ特殊能力(チート)は生き返った時についた能力だ」

龍之介は疑問を聞いた。

「でも、その特殊能力(チート)って誰かに試さないと分からない特殊能力(チート)ですよね?どうやって知ったんですか?」

すると、明彦は笑顔で言った。

「あぁーメモ書きに書いてあったんだ!!」

龍之介は急に明彦が嘘くさく見えだして疑心暗鬼になった。

「(この能力本当に使えんのかよぉ…)」

龍之介は明彦に聞いた。

「あの…」

明彦は答えた。

「なんだ?」

「帰る方法を探してたって言ったじゃないですか?」

龍之介が聞くと、明彦は答えた。

「あぁーそれね、一応記憶は前から引き継がれてるはずなのにどうしても帰る方法と誰に殴られたのかってとこだけ記憶が戻らないんだよ」

龍之介は悲しそうに答えた。

「そうなんですか…」

明彦は笑顔で言った。

「だからその為の反逆計画だ!」

龍之介は首を傾げながら言った。

「その為の反逆計画?」

明彦は人差し指を天井に向け高らかにあげて言った。

「そう!私の欠けた記憶を取り戻し、元の世界に帰る為の反逆計画だ!」

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異世界チートに制裁を! 福島いるか @fukushimairuka

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