読みます企画へ参加頂きありがとうございます。
本来コメントは残しませんが、挨拶されてこられたので、少しだけそれに応える事にしております。
三人称で二人の心情がしっかり描き出されている点では、よくできた作品だと思います。
文章もしっかりしていて、文学的表現にもチャレンジしている点でも、悪くはないでしょう。
ひとつだけ。
三人称一元視点になっているようですが、しかし実態は神視点とも呼ばれる、自由な感じになっていて、それが視点のブレを感じさせます。
視点が大輔、美咲の二人の間をフラフラするので。
恋愛ものに関しては、視点の主はきっちり一人に絞ったものが好みですし王道と考えます。
例えば大輔だけの視点で描き、美咲は大輔の目を通してのみ。
そうする事により美咲の心情を読み手が推し量る楽しみがあります。
視点を動かし描いてしまうと、種明かしされた感じで面白みが半減するので。
以上、内容は決して悪くありません。
視点に関しては技術的な事なので、意識して書くようにすれば問題は解決します。
今後に期待いたします。
作者からの返信
お読み頂きありがとうございます。
視点のブレ、と表現されましたが、本作の恋愛は二人の想いをそれぞれ描くことで読者に伝わるものだと考えたことから、敢えてそう致しました。
後半、大輔の視点が種明かしのようだ、と仰られるのならそれはそうだと思います。
ご指摘ありがとうございました。励みになります。
この度は自分の企画に参加して頂いてありがとうございます。
基本的にこのようなコメント等を残すことは無いのですが、一言だけ。
久しぶりに小説で、純粋な『人間』の恋愛を見れたような気がしました。
本当に、ありがとうございます。