ネタバレ全開補足説明

 星を頂いてテンションぶち上げなので、解説では出来なかったネタバレ全開補足をさせて頂きたく思います。


 時系列的に整理しますと、鈴音が幼い頃、虐待されていたのを展望台で救ったのは紛れもなく夢廻です。それを紅葉は見ていました。

 間も無く、夢廻がイジメられてられていることを知った鈴音は彼女を助けます。


 余りに容赦のない鈴音のブチ切れっぷりに恐怖した夢廻は、『この世から消えて』と心無い言葉を浴びせてしまいます。そして両親の都合で転校してしまいます。

 これが『あの日』です。それから他人を信用できなくなった鈴音は感謝されて死にたいと思うようになります。

 一方紅葉はというと、彼女も転校をしています。そして高校生になって再び鈴音に出会います。

 こちらの作品は元々ガガガ大賞へ応募した作品でした。文字数制限が厳しく、非常に苦しい思いをした思い出があります。

 その為、五万字ほど削って投稿している為、描写が足りていない部分が多いです。


 それはともかくとして、紅葉は出会った当初は鈴音を普通に好きでした。しかし、彼が不純なバイトをしているという事に耐えきれなくなった彼女は、一年の歳月を経て殺人を犯します。

 これが第一の殺人です。

 そして第二の殺人、これは夢廻の行った模倣殺人です。

 詰まる所、紅葉は夢廻に嵌められた、という事になります。

 総評すると、全ての黒幕は夢廻という事になります。紅葉に全ての罪をなすりつけ、鈴音に最後まで本当の事を言いませんでした。


 これがストーカー作品ではなく、ヤンデレ作品だと書いた所以です。

 鈴音は夢廻が何をしていても受け入れると作中でも言っていますので、それを聞いた所で「もうやめろよ」で済ますと思いますので、これはハッピーエンドと言っていいでしょう。

 あとはプロローグ蛙の手で、犯人を既に明かしていたりします。紅葉 カエル で調べてみると面白いですよ。


 それではこのあたりで本日は失礼します。ありがとうございました。

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彼岸のアメンチア〜ストーカーと死にたがりの僕〜 世淮ひとみ @sola9029

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