第35話 太公望のもう一つの兵法書『三略』

 前回太公望の『六韜りくとう』について書いたので、今回はもう一つの兵法書『三略』について。


『三略』は上略・中略・下略からなっていることから『三略』と呼ばれています。

『六韜三略』とまとめて呼ばれることが多いかと思います。


 伝説では太公望が著したものを、黄石公が編纂したとされています。

 黄石公は、劉邦の軍師だった張良に兵法を授けた仙人です。彼の話についてはまた後日に。


『三略』は『六韜』とおなじく武経七書(七大兵法書)の一つですが、内容的には人材をどう使うかやリーダーとしてどうするかなど、ビジネス書に通じるものがあります。また「柔よく剛を制す」などよく聞く言葉も出てきます。

 あまり長くなく読みやすいものなので、これも興味がありましたらぜひ読んでみてください。

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