まず、魅力的なのが
日常に絶望している主人公と
絶望な日常に一変してしまったJKの二人のキャラクター像。
ラブコメ小説において、
こんなにも恋愛に対して「熱量のない」主人公が今まで居たでしょうか?
少なくとも私は初めてです。
どこか人生に達観を持って、それでいて日常に絶望する主人公の胸のうちがありのままに描かれています。
しかし、そんな達観は誰しもが少なくとも持つものだと思います。
私もまた、同じような考えかもしれない。主人公に強く共感しました。
そんな時に出会ったJKギャル子が、いい子なんです。
絶望している主人公に何かしらの転機を与えてくれる。
そんな立ち位置に彼女は描かれています。
しかし、彼女にはまた彼女の苦悩が描かれていて…。と、
続きはお読みいただいてこそ、お分かりいただけると思います。