メドラウトのつくづくヒールに徹する立ち回り、かなり好き
自国に対してもあえて嫌われるよう振舞ってるっぽいし…性格がよろしいのは元からかもしれんが
ガルニアといいエスタードといい、アルカディアと真っ向からやりあうことを考えていない層は本当に優しいね。このクラスの人達が直々に教え込んで行っているのだから
本当に不思議な関係。名前を付けるのが野暮に感じてしまうほど、淡く美しい関係。
よろしい、ならば戦争だ
王会議のときのリディ対ウィリアム戦みたいだな。リディが知識で勝てなかったように深さを身につけるフェーズ
イェレナもアルフレッドも、お互いにそれぞれの別れを察しているのがつらい。二人が己の野望を追い続ける限り、真にお互いが己の野望よりも上位に来る、一番になることはないんだよな。でも一番にはなりえないからこそ、相手を殺す以外の道が取れるというのはウィリアムとそのヒロインズよりはある意味救いがあるのかもしれない
この物語に本当の意味でどうでもいい奴なんていないんじゃないだろうか。
誰も彼もが人間臭くて共感出来なくても理解は出来て気が付いたらソイツの後ろから世界を見てしまっている。
あぁ、何でこうしなかったんだとか、そこはそうじゃないだろとか、主人公の後ろで見ていたはずの景色が違う誰かの視点で一気に広がっていく。
メドラウトがここに来て急激に株を上げにきてる。
皆んな戦争が大好きだよ。それによる悲劇や憎しみを理解しながらでもね。
戦争を手段にしか思ってなかったウィリアムですら最終戦争でヴォルフと戦いたかったのだから。
戦術家としてメドラウトは最高峰だったけれど、戦略には勝てなかったってとこですかね
どうしても腕っぷしがつよいキャラの方が目立つからこの掘り下げは嬉しい
この智将から生まれたのがアテナってところがまたおもしろい。