幕間:ルシタニア剣術
ウィリアムは一足飛びの昇進のため、アルカスに呼び戻されていた。北方ではアンゼルムとシュルヴィアがウィリアムの欠けた軍団を統制し戦に励んでいる。攻略速度は遅れるが、これで名実共に北方第二位の『力』を得た。
ウィリアムは現在筆頭百人隊長になっていた。上級百人隊長の地位を飛ばして一足飛びの昇進。軍部には眉をひそめるものも多い。しかし結果とコネクションがそれらの雑言をかき消してしまった。それこそが冬に蓄えこんだ『力』の本当の使い道である。
昨年までのウィリアムならばそもそも異人である点、『上』に繋がりがない点ゆえに、この段階で上級百人隊長に上がれたかも怪しい。この一足飛びの昇進は、この冬まいた種の芽吹き。ヴラドを筆頭にある程度影響力のある貴族と知り合い、懇意と成った。特に、軍部にコネクションを持ち得ない貴族を狙って――
(俺に投資すれば間接的だが軍部に影響力を持てる。俺が勝つとわかっていれば将来的な繋がりを見越して投資するのは必定。そして、多くの貴族が動けば如何に畑違いとはいえ軍部も動かざるを得ない。俺の昇進も必定、と言うわけだ)
今回は昇進の他に、様々な勲章もいただいた。その多くは役に立たない無意味なものばかりだが、積み重なれば意味も生まれる。貴族の名を冠した勲章を持っていれば、その人に対する強力な繋がりを相互に持ち合わせることになる。相思相愛の象徴、ある意味でこれらは大きな武器となる。見えないはずのコネクションを、見えるものとして存在させているのだから。
(明日は動いてくれた貴族に挨拶回りだな。明後日にはアルカスを出たい。やはり時間との勝負になる、か)
勲章に名を冠した貴族はもちろん、そうでない貴族にも挨拶は欠かせない。此処から『上』に上がるには彼らの助力が必須。実力と結果だけでは遅過ぎる。それは昨年までの足踏みで痛感した。結果をより効果的に生かすためには、こういうこまめな挨拶はやはり必須となる。
(とんとん拍子。蹴躓く要素も無い。今、俺は最高に乗っている)
もちろん動いてくれた貴族の名簿はエアハルトを通してウィリアムの手に渡っていた。ウィリアムにとって一番大きなコネクションがエアハルトとの繋がりである。これを持つ持たないで、冬の間だけでも貴族からの扱いが大きく変じた。一度呼び出されただけならば気まぐれで済むが、二度三度と王宮に向かえば確信となる。まあそのほとんどはエレオノーラに本を届けてやるためだが、内実を知らぬ者にとってはそう見えない。それもまた作戦である。
(だからこそ、気を引き締める必要がある)
ウィリアムの前途は明るかった。準備は万全、種も多くまいた。収穫の時期は近い。ウィリアムの道には、小石一つ無し。
今日はアルカスで初夏のお祭りが開催されていた。そのにぎやかしの種として、ウィリアムの武勇伝は良く使われているだろう。本人が現れたなら、祭りが狂乱に浮かされるのは間違いない。だから、ウィリアムはこの道を選択した。
(蹴躓く要素など、いくらでも湧いてくるのだから)
人気の無い、明かりから遠いところを。
「何用かな? お嬢さん」
人気の無い暗い路地。人がいないはずのそこに、一人の女性が立っていた。見たことの無い民族衣装に身を包み、口には紅を注し、顔には薄い化粧が施されている。見たところ異国風のお洒落をしている妙齢の女性。しかし腰には剣を差していた。何よりもその表情が、暗がりゆえ見え辛いものの――
「質問ガ、アル」
女性は口を開いた。
「ウィリアム・リウィウス、ヲ、知ッテイルカ?」
ウィリアムはすっと自分の腰にある剣を撫でる。
「ええもちろん。私の名ですから」
女性はそれを聞いて微笑んだ。
「ソウカ、ナラ、『本物』ハドコニイル?」
ウィリアムもまた微笑む。この問答に意味は無い。彼女は小石である。ならば――
『さて、私の知るところではありませんね。それよりも今日はお祭りです。私と一曲どうですか?』
排除せねばならない。ウィリアムの道につまずく要素は許されない。
『……そうね。踊りましょうか。我が名はブリジット・レイ・フィーリィン』
『我が名はウィリアム・リウィウス』
『『いざ』』
まるで演劇の一幕。二人は同時に剣を抜いた。美しい白刃。二つは姉妹剣である。どちらもルシタニアの名鍛冶、リウィウスが鍛えた大業物。将来夫婦となる二人のために作成されたそれは、幸せのために用意されたそれは――
『待っててウィリアム。今すぐ貴方の無念を晴らしてあげるから』
絶望の演目を彩る道具と堕した。
遠き日の因果、此処に重なる。
○
その日は青天と呼ぶに相応しい雲ひとつ無い晴れの日であった。巷では初夏の祭りで大賑わい。その隅っこで一人の女性が覚悟を決めたことなど誰も知らない。アルカスを駆けずり回った。死に物狂いで探した。そのために言葉を片言ながら体得したし、聞き取るだけならある程度の早口でも出来るようになった。
その結果、彼女は知った。この国に自分の知るウィリアム・リウィウスがいないことを。
それでも足掻いた。足掻きに足掻いた。どうにかして確信が欲しかったのだ。生きているにしろ死んでいるにしろ、答えが欲しかった。
「ああ、そう言えば昔、ねえちゃんの言う赤い髪の青年に水をもらったよ。ニコニコしててな。言葉はわからなかったけど、あんときは助かった」
思い出すのは先日の雨の日、行商人との会話の一幕。
「ソレデス! ソイツ、彼ハドウナリマシタカ!?」
興奮した。ようやく答えが得られる。
「いやあ、わからないねえ。こっちの方に来たのは間違いないよ。そういやバンダナをしていた男と道中つるんでたね。仲良さそうにしてたなあ。言葉も通じてたみたいだし」
その興奮は一瞬で冷めた。結局答えは得られなかったのだが――
(バン、ダナ?)
引っかかりがあった。一つの仮説、そこに対する引っかかり。バンダナの用途を考えた時、真っ先に思い浮かぶ『秘する』ということ。隠す意味を考えた時、自然と、するすると、紐解けてしまう。
ずっと考えていた『最悪』に繋がってしまう。
「あの坊主どうしてんのかなあ。達者でやってくれたらいいんだけど」
彼女は笑った。この国に、ようやく見つけた恋人を知る人物。だから見せるのは笑顔で良い。この人はきっと良い人で、そんな人に悪い顔は見せられないではないか。それこそルシタニアの人間として沽券に関わる。
「アリガト」
この場を去る。最後の確信に向け、足を進める覚悟は出来た。
「お化粧でありますか。ま、まさか恋人が出来たのでは!?」
部屋に転がり込んできたのは奇妙な縁で知り合った少年。かわいらしい見た目とは裏腹にかなりの武人である。まあ彼女には少々劣るが。将来性で考えれば比較にならないだろう。未完の大器である。
「ソウ。ダカラ邪魔シナイデネ」
「な、なんと。む、むむむ。祝福するべきなのでしょうが……むむむ」
少年はむむむと考え込んだ。底抜けの明るさと、少し間の抜けたところは彼女の恋人に似ている。もちろんだからどうというわけではないが、それでもそういう部分は好意的に思っていた。
「しかしあれですな。……と、とても良く似合っております」
「アリガト」
化粧は済んだ。覚悟も決めた。後は最期の確認をするだけ。
「今日ハ、オソクナルカラ」
「お、大人でありますなあ」
最後の一歩を踏み出すだけ。
ウィリアムと名乗る男が抜き放った白刃。それを見て彼女の推論は確信に変わる。この世に二振りしかない業物。リウィウスの打ち鍛えた美しき剣。これを持つのはこの世で二人だけであった。二人だけのはずであった。
(バンダナはその目立つ髪色を隠すため。そしてその剣を持つのが何よりの証左)
確信が燃やす。胸の内に秘めていた復讐の炎を。
『いざ』
命燃やす時が来た。
○
ブリジットの動きは速かった。一瞬で間合いを詰め、低姿勢からウィリアムの足を払い切る。それを素直に跳躍してかわすウィリアム。そこでしめたと笑うブリジット。斬りながら身体を反転捻り、そのまま下段から上段を裂く。
「なるほど、速いな」
ウィリアムはその斬撃を冷静に対処、未だ跳躍の途中であったが足に装備されているすね当てで剣の腹を蹴飛ばす。その対処法は思慮の外だったのか、ブリジットの顔に驚きが浮かんだ。
「だがそれだけだ」
互いに体勢を立て直し、同じ姿勢から剣と剣がぶつかる。純粋な力勝負、一瞬の時すら持たずブリジットは大きな後退を余儀なくされた。力はウィリアムに軍配が上がる。
『この程度なら、私の相手としては不足。良い踊りは出来そうにないですな』
ブリジットは特に表情を変えることも無く、剣を鞘に納めた。
『準備運動よ。すぐに殺しちゃったらつまらないじゃない』
そして構える。溢れる雰囲気、濃縮された殺気。ウィリアムの全身が総毛だった。
『レイを継ぐ者として、フィーリィンの名に懸けて、貴方の血でその純白を染めてあげる』
ウィリアムも知識として知っている程度。ルシタニアの剣術はこの一の剣、居合い術にこそ真髄が隠されている。その術理を継ぐものをレイと呼び、ルシタニアの守護者として剣を振るうのだ。外に出ることは少なく、対峙するのは稀。
「さて、どれほどのものか――」
一瞬で距離を詰められる。ここまでは先ほどまでの焼き回し。
『あら、良いの? そんな簡単に私の領域に入って』
ブリジットは柔らかい動きで自身の柄に触れた。それをゆっくりと見届けるしか出来ないウィリアム。この柔らかい動き、その実、超高速。瞬きすら超える速度で行われる優雅なルーティーン。そこから放たれる常軌を逸した――
「――な!?」
超速の一撃。ウィリアムは反応すら出来なかった。
鳴り響くは金属音。大きく後ろへ後退するのは白き男。
『ちっ、運が良いわね』
たまたま前に構えていた剣が防いでくれた形。明らかにウィリアムの目はブリジットの居合いに追いつけていない。見えてすらいない。
ウィリアムが体勢を立て直し、居合い斬の後を狙おうとするもブリジットはすでに納剣済み。恐ろしい速さの抜剣と納剣、二つ備えてレイの剣技は完成する。
「な、るほど。『聞く』と見るとじゃ大違いだな」
ブリジットが眉をひそめる。自身の圧倒的な技量を前にして、ウィリアムは未だある種の余裕があった。眼で追えていない、それについては確信がある。
だが――
『さあ、続きを踊りましょうか』
追えていないにも拘らず、この仮面の男は何を想い笑みを浮かべているのであろうか。この余裕は何処から生まれてくるのであろうか。
『私についてこれたら、ね!』
ブリジットの体捌き。軽快、俊敏、つまりは加速力が常人に比べて段違いに速い。緩急の大きさがウィリアムら男の武人と比して桁外れなのだ。おそらくトップスピードはウィリアムとそこまでの差はない。もちろん一対一の戦いにおいてトップスピードに至ることは稀だが。徒競走ではないのだ。トップスピードまで持っていける距離が無い。
しかし、ブリジットは違う。短い距離でもトップスピードに乗せる技術がある。間接の隅々を柔らかく、間断無く動かし、全身を弾むように動かしている。女性特有の柔らかさ、たゆまぬ努力がこの動きを可能にした。
『お一人で踊られるのも寂しいでしょう。お相手しますよ』
『ッ!?』
だが、体捌きだけならば眼で追えるのだ。人外の速度は抜剣のみ。体はあくまで人の域。それならばウィリアムでも対処可能。
『これで、居合い術は使えない』
ウィリアムはブリジットの動きに合わせて、相手が間合いに至る前に自ら突っ込み身体を密着させた。結果、ブリジットは剣を抜くことも出来ず膠着状態となる。そして膠着状態であるならば――
『ぐっ!?』
力のある方が主導権を握る。つまりウィリアムが主導権を握った。
『何故、貴様はッ!』
ブリジットの頭に疑問がよぎる。明らかにウィリアムの戦い方は此方の動きを知っている戦い方である。あの居合い術を見せられて、前に出られるものなどいるはずもない。ましてウィリアムは眼で追えていないのだ。以前戦った怪物カイルとは意味合いが大きく異なる。
『退いても良いんですよ。引き打ちも――』
言われる前にブリジットは後退する。その最中に退きながらの抜剣。威力は落ちるが速度は通常時と遜色ないもの。必ず相手を仕留める、そういう覚悟の下、抜き放つ。
『――手持ちの札であるのは知っていますから』
今度は、完全に防がれた。ブリジットは大きく眼を見開く。信じがたいことである。防がれた経験がないわけではない。この国に来てすぐにカイルに悠々と凌がれた。だが、それは互いの力量差ゆえのこと。
『ルシタニア剣術、学習完了』
ウィリアムは舌なめずりをする。ご馳走様と言わんばかりに。
ブリジットは、愕然とした面持ちであった。
○
ウィリアムはすでに知っていた。白龍に調べさせたことで手に入った情報、ナナシと名乗り闘技場で大立ち回りを繰り広げたという話を得る。そしてウィリアムは、初めて自分の矜持を曲げた。完全なる道の為、初めて友を利用する。
「……久しぶりに会いに来たと思えば対戦相手について知りたいだと?」
カイルの疑問は尤もな話である。昨年一度として顔を見せなかった親友。それが顔を見せたと思えば質問が、今まで触れようとしなかったカイルの生業についてのこと。突然の質問に疑問符がつくのも致し方ない。
「いや、純粋に気になってな。対戦相手が珍しい剣術を使っていたらしいじゃないか。居合い術なるものを。俺も自身の剣を磨くために取り入れようと思ってな」
カイルはウィリアムの目を見る。微笑むウィリアムの瞳の奥に何を見るか――
「……別に構わんがな」
その瞬間、膨大な殺気が濃縮され、ウィリアムの下に殺到した。ウィリアムは無意識のうちに防衛本能を働かせ、全力でそれに対し反応する。目の前のカイルを果てしなく巨大に錯覚し、その巨人のような剣闘士を前にしてウィリアムは距離を取った。
「何のつもりだ?」
カイルはふっと力を抜く。一歩も、指すら動かさずカイルは差を見せ付けた。その距離に内心、ウィリアムは穏やかでいられない。
「かなり鍛えているな。強くなった。だが、そのレベルなら初手で殺される」
突然放った殺気はウィリアムを測るためのものであった。
「結構、強くなったつもりだったんだけどなあ。まだまだってことか」
「そういうわけじゃないさ。正直此処まで強くなっているとは思わなかった。寄り道しながらこの強さは流石としか言えない。俺の対戦相手の中でもトップクラスに入る。まあ、単純な強さなら彼女よりお前の方が上だよ。問題は彼女の剣技だ」
カイルはその場で壁に立てかけてあった剣を手に取り、無造作に振るう。轟音が室内に響き渡り、その剣先はあまりの速さにかすんで見えた。
「通常の斬撃は俺の方が速い。だが納剣状態から抜き放つ、抜剣時、彼女の剣速は俺を遥かに超える。俺でギリギリ見切れる範囲だ。お前じゃ見切るのは不可能。ゆえに初見で死ぬ」
「なるほど、な。で、天下の剣闘王カイル様が俺のような小市民だった場合、どう対処する?」
カイルは少し考え込む。それは思考しているというよりも、口に出すべきか出さないでおくべきかで悩んでいるように見えた。
「……居合い術封じは零距離戦、密着状態を作ることだ。どれほど凄まじい剣技でも、抜かせなければ無意味と化す。今のお前なら彼女の体捌きにはついていける。密着状態を作るのはそう難しいことではない」
「確かに。密着してしまえば腹を殴るなり首を絞めるなり、いくらでもやりようがある。ありがとう。助かったよカイ――」
「だが、それだけでは不足だ」
納得しかけていたウィリアムであったが、カイルの制止めいた言葉に声を詰まらせる。
「彼女は居合い術に特化している。利点も欠点も知り尽くしていると言って良い。密着状態で居合いが機能しないことなど先刻承知、対策がないわけがない。実際俺も戦闘中密着して封じようとしたが上手く引き打ちされた。そういう、消極的な手は研究済みというわけだ」
引き打ち。確かにそれが出来るならば密着状態を作る事に意味はない。それで勝ちを確信したが最後、退かれながら真っ二つに断ち切られる末期となる。
「結局、俺は此処から先を考えていない。彼女と俺では力に大きな開きがあったし、居合い術に対する攻略を用意するほどじゃなかったからな」
ウィリアムは考え込む。カイルまで強くなるのは現状難しい。そもそもウィリアムとしては早めにケリを付けたい相手。そこまで逃げ回り相手に時を与えるのは愚の骨頂。言葉を覚え、知恵をつけ、ウィリアムの思いもよらぬ手で陥れられるかもしれない。
「ありがとう、カイル。後は自分で考えてみるよ」
「ああ、お前なら考え付くさ」
ウィリアムは頭を下げ、そのままカイルの家を出て行こうとする。
「なあ、アル」
その背に、カイルは声をかけた。ウィリアムは振り返らないが足を止めた。
「彼女は、良い娘だぞ。決して殺されて良いような、そんな人間じゃない」
カイルだって馬鹿ではない。ルシタニアから来た剣士、ウィリアムが対策を聞きに来たという事実。この二つから導き出される答えは、そう多くないだろう。カイルは理解している。それでも、はっきりと止める言葉を発することが出来なかった。
ウィリアムは振り返らない。今、ウィリアムがどんな表情をしているのか、カイルは見ることが出来ない。しかし見ずとも――
「知っているさ。だから、相容れない」
わかってしまうのだ。今、ウィリアムが浮かべている表情、それは能面かもしれない。笑顔かもしれない。だが中身は、内側は、きっと――
去り行くウィリアムの背を、カイルは見届けることしか出来ない。守らねばならなかった背中。小さな、やせっぽっちのアル。手の届かないところに行ってから、どれほどの時が流れただろう。何のために強くなったのか、時折わからなくなってしまう。
「ああ、そう言えばもうひとつお願いがあったんだ。これは、極々個人的な頼みなんだが――」
ウィリアムは振り返らない。背中で、語る。
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