執筆に欠かせないもの=ネタ

陽月

執筆に欠かせないもの=ネタ

 何を言っているんだ、そんなもの当然だろう、というタイトルです。

 問題は、そのネタをどこから拾ってくるのか、なんですよね。

 私の場合、ネタの種として、自主企画にお世話になっています。こういう話が読みたい系や競作系の自主企画ですね。


 なのでまあ、私の作品を見ていただければ分かるのですが、これを含め、ほぼほぼ自主企画用に書いた作品です。

 数えてみれば、現在50作中39作(注1)、実に8割近くが自主企画用に書いた作品です。短いお話ばかりではありますが。

 どれだけ自主企画にお世話になっているんだ、参加しまくっているんだ、という数字です。


 そんなわけで、まずは「何か新しい面白い自主企画ないかな」とチェックするところから始まります。

 自主企画の内容を確認して、ルールという名のネタの種を拾ってきます。この文字数で表現することだったり、このキーワードを入れることだったり。

 その上で、どうすればそのルール内でお話を作れるのか、どういう設定にしてどういう場面にすればできそうかを考えます。

 それは通勤中だったり、入浴中だったり、色々ですが、全て頭の中の作業です。


 さて、このネタの種を芽吹かせる作業ですが、当然ながら発想が必要になります。

 それはもう、今までの経験でどうにかするしかないわけです。

 もちろん、自分で体感した経験や、色々と考えたことも大切です。

 変わっていく世の中に対応する為に、ニュースから情報を仕入れたり。街中の人の様子を観察したり、雑談に耳を澄ませたり。

 他の人はこれをどう表現するのかと、同じ自主企画の参加作品を読んだり。言っても、私は短編にしか手を出さないのですが。


 ある程度まとまったところで、自主企画のルールを再確認します。

 メインの部分はもちろん覚えていて、構想を練っているのですが、細かいところは怪しいので。

 これならルールギリギリセーフでいけるんじゃ、というのもあったりしますので、本当に大丈夫かの再確認です。

 最低文字数やジャンル指定は私の中で要注意ポイントです。

 ダメだとなったら、そこをどうするかの練り直しです。


 これでいけそうだとなったら、後はもう書くだけ。

 私の場合、短編ということもあり、Macからブラウザ上でガーッと書いてしまいます。

 自分の環境には残していなくて、最近ちょっと「カクヨムでデータが消えたらやばいな」なんて思っています。(注2)


 以上、ネタの種として、同一のお題から他の人の調理法の吸収として、自主企画にはお世話になっています、というお話でした。



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注釈

1:2017.11.4現在。2018.9.8では79作中64作が自主企画で書いたもの

2:短編分割に際し、分割時にMacにデータも保存中。

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