タイトル未定

@hhk_772

プロローグ的受難

ふとした瞬間に全て忌々しく感じることがある。

例えば隣の人の笑い声。時計の時間を刻む音。自動車の音。風や建物、日差しにまで、だれだって感じたことはあるだろう。

いつだってそれには前提として起きた現象があって、それに対する怒りや虚しさを何かにあたることでしか発散の仕様がないからなのかもしれない。

そして今、その瞬間に対峙している。


「な?いいだろ?合コン行こーぜ!!」

「だから、興味ないって言ってるだろ。俺はそれよりも他にやることあんの。お前みたいに暇じゃねーんだよ。」

「なんだよ、つれねーな!お前をご指名なのに。」

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