第4話 さくらから桜へ
あれから、三日が経った。
さくらは、今日を含め一度も学校へ来ることは無かった。
(上手く行っただろうか……)
恵瑠が提案した経緯上、どうしてもその後が気になっていた。
「お前ら~HR始め……」
『私は!』
気だるげに入って来た担任の声に被る様に、校庭から女子生徒の声が響く。
それと同時に、前回同様、生徒達が窓際に集まり、恵瑠も視線を向ける。
すると――
『三年一組の一宮恵瑠君の事が好きです!』
(今度は私が恵瑠君を救う番だよ!)
そこには、満面の笑みを浮かべる桜の姿があった。
さくら舞う桜 芽衣奈ひかり @yukime
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます