第155話 キャラの名前で苦労する
本日でカクヨムコン、最終日ですね。今年は応募期間が終わってから読者選考期間が終わるまでが1週間と短かったので、ばたばたしてます。今年はほんと、まさかの事態ですが、レビューを書くのに苦労しました。
去年はあんなにレビューに力が入っていたのに、今年はもう書けなくて書けなくて、それでも書きましたが、自分で納得できるレビューはありませんでした。ゴメンヨ、ミンナ
そして、現在の作成中のプロット。
『カーニヴァル・エンジン戦記4 赤い悪魔』と『ときめき☆ハルマゲドン』の第5章ですが、どちらも詰まっています。
どちらも戦略的に弱いなと感じて止めている状態です。
まず、『カーニヴァル・エンジン戦記4 赤い悪魔』。
詳細なプロットに入って思ったのですが、クライマックスが存在しない。そして、全体的に短すぎる。これ、本編にもうひとつ何かアイディアを組み入れないと長編小説にはなりません。
あと、意外な問題がありまして……。
この『カーニヴァル・エンジン戦記』シリーズとは、ざっくり説明しますと、巨大ロボットで戦う宇宙戦争ものです。ただし機体は直接乗り込む形ではなく、リモート操作。そして、機体にはヘルプウィザードというサポートAIがついています。
若い人は知らないかな? むかしWindowsには、使用法を説明してくれる「ヘルプウィザード」という機能があったのですよ。いまもあるのかも知れないですけれど、とんと見ないですね。
ちなみに、これが『カーニヴァル・エンジン戦記』の最初の話です。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885577900
で、です。
ざっと主人公を紹介しますと、高校生の小笠原頼朝という少年です。で、ネットに接続したアバター(作中ではプラグイン・キャラクター)の名前がヨリトモです。
そして乗機、すなわち主役メカが「ベルゼバブ」です。機体カテゴリーがユニーク。ユニーク機体という、それ1機しか存在しないスーパーレアです。シリーズはデーモン。
ヘルプウィザードは「ビュート」という女の子です。
さて、ここからが大問題です。
基本一人のキャラクターに対して、本名、プラグキャラ名、機体名、ヘルプウィザードの名前とキャラクター。最低でもこれくらい必要になります。
第2巻からのヒロイン、マスミは初期機体のサターンに乗っています。が、ヘルプウィザードは? 『カーニヴァル・エンジン戦記』シリーズを読まれた方、これ、ぱっと答えられますか? ぼくは一瞬考えました。たぶん「ニコ」だったと思うのですが確認取れていません。
キャラやネームの中には、その場の思い付きで書いたものも多々あります。このシリーズを書いていたときのぼくは一応プロットは書いており、それも探せばどこかにあるはずですが、その場のノリで書いたヘルプウィザードの名前なんて、ぼくにも分からんのですよ。
しかも『3』を書いたのが10年以上前。赤の三銃士のルジェのヘルプウィザードなんか覚えてないです。えーと、ナイフだったかな? いや、アサルトか? 機体はベルクター・シータでしょうか? イオタではないはず。 ←調べる気なし。
今回『カーニヴァル・エンジン戦記4 赤い悪魔』を書くにあたって、ルジェの本名とか彩音の苗字とか、いまさら考えるとこになったんです。(彩音って、苗字なかったよな……たぶん)
さらに、新キャラで出そうとしたゼクト。「ゼクトボール・ゼクスン」という名前にしようと思ってました。SF好きな人はすぐに元ネタ気づくと思うんですが、『レンズマン・シリーズ』のキムボール・キニスンから取っています。
レンズマン・ネタの名前のキャラはもう一人いますが、彼女には触れずにおきましょう。
が、このゼクトという名前、問題がありました。
主人公のクラスメートの一人のプラグキャラが「ゼクト」だったんです。忘れてました!
慌てて変えました。
「ケント」という名前にして、フルネームを「ケントボール・ケニスン」にしました。なんかケン玉みたいな名前だな。きっとケメコは彼のことを「ケン玉」と呼ぶだろうと思いました。
……だめだ。
やめました。
思わず笑ってしまうキャラ名は、コメディー以外では絶対に使ってはいけません。これ鉄則です。
さらに改名しました。
「ザクト」で、「ザクトボール・ザクスン」とする予定です。これなら、プラグ・キャラで出てきてたウィザード・ゼータという名前とも被らねえ。すでにゼクトとゼータってのがいるから、もうゼから始まる名前はつかえねえな……。
同じ名前はもちろんですが、被る名前も危険です。あたまのゼが被るだけでも、NoGoodですよ。
つーか、キャラ名ひとつで、なんでこんなに苦労するんだ。
ちなみに、ケメコの本名は石川香織です。彼女はリアルでもうひとつ名前があります。機体はインフィニティー。ただし機体に「カオリン」という愛称をつけています。『機動警察パトレイバー』で、イングラムにアルフォンスって名前つけるたいなもんですね。
ケメコの場合、キャラも機体も、ふたつずつ名前があるし……。
えー、じゃあ敵の天才パイロットのカシオペイアも、本名考えておいた方がいいのでしょうか。ちなみに、カシオペイアという名前は、ある亀から取っているんですが、ぼくのお気に入りの名前です。ほんと凄腕のパイロットという感じの名前でしょ。
にしても、キャラクター多すぎだな、このシリーズ。
さらにこの『赤い悪魔』。
『カーニヴァル・エンジン戦記3 ナヴァロンの狙撃姫』を超えなきゃというプレッシャーが半端ねえ……。でも、たぶん、それ無理(笑)。
そして、『ときめき☆ハルマゲドン』第5章。
電撃新文芸の「熱い師弟関係」に応募したんです。ちょっと心配になって冒頭読んでみたんですが……。
笑いました。これ、アホな小説ですね。
全然熱い師弟関係じゃないし。
ですが、新文芸に応募したことにより、ひとつアイディアをもらいました。
──そうだ。どこかで、「死織VSヒチコック」をやろう、と。
あの二人が戦ったら……、どっちが強いんだろう?と。
いえ、まだまだ、先の話になると思いますけどね。
『ときめき☆ハルマゲドン』はこちら。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888988799
恋愛シミュレーションとは無関係な内容です。
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