飛べない鳥は撃ち落とされる。

空を飛びたくても飛べないから

　翼の無い鳥は空を飛べない

　空を飛びたくても飛べやしない

　でも、

　高いところに立って飛び降りて

　飛んでいるフリをしようとも

　飛べ無ない鳥は撃ち落とされる。

　必要の無い人間も同じ

　努力をしたって伸びやしない

　伸ばさせてくれない

　全てを否定される

　そんなやつが上の立場に立とうものなら

　上の立場に潰される。

　精神的な、

　弱肉強食。

　何かひとつ違うだけで

　僕は変人呼ばわりさ。

　身長がちょっと高いだけで

　この世から駆逐される対象となるらしい

　髪がちょっと天パなだけで

　可哀想と言われる

　そんな小学生。

　進路を決めても

　否定される

　全部否定される

　認めてくれない

　親じゃない

　周りの知らない大人が

　変わってることは悪いこと

　みんな等しく同じように。

　量産型のどこがいい

　工場で生産されたような人間のどこがいい

　何が優れてるっていうんだ

　勉強だけ出来ればそれでいいのか

　礼儀を知らずしてのうのうと

　無駄に酸素を浪費していようとも

　少し違うやつには人権も無いのか

　違うだろ。

　僕は許さない

　僕を否定しかしないやつらを

　許さない

　それ以上に、

　少し違いを持つ誰かを

　否定することしか出来ない量産型を

　僕は絶対に

　許さない。

　翼が無いのなら

　陸上で輝けばいい

　飛ぶつもりがないのなら

　飛ばなくていい

　貴方は貴方らしく輝けるから

　無理して量産型には

　ならなくていい。

　飛べない鳥は撃ち落とされる

　そんな世の中なんて無くなればいい

　誰もが暮らしやすいなんて難しいけど

　否定はしない世の中になればいい

　違いを異常として扱わない

　違いは違いとして

　受け入れられるように

　僕は生きていきたい。

　僕は違いを持つ人間

　量産型には分からないのだろう

　分からなくてもいいさ

　頼むから、

　否定はしないでくれ

　目を背けていても構わないから

　存在を否定しないでくれ。

　僕は僕らしく

　貴方は貴方らしく

　君は君らしく

　そんな風に生きていけたらと

　願わずにはいられない。

　飛べない鳥も

　羽の無い鳥も

　みんな綺麗に

　それぞれの色で美しく

　輝けますように。

　同じじゃなくていい

　貴方だけの色を持って

　貴方にしか出来ないこともある

　だから

　この世界から目を背けないで

　仲間はきっとどこかにいる

　助けを求めて

　声を出して

　そしたらきっと

　この泥沼から引きずり出してくれるような

　そんな人に出会えるかもしれない。

　私は私らしく

　僕は僕らしく

　貴方も貴女もあなたも自分らしく

　違いをもって生きればいい。