第3話 恋の始まり

私は、天真奈(てんまな)。

10月7日生まれの、O型で高2.

名前の通り、お転婆です。


クラスメイトの、今野まやとは無二の親友。

私は男女問わず友達が多いです。

でも、親友と呼べるのは、まやだけ。


この前、まやには申し訳ないことをしたの。


んーとね、デートの誘いをドタキャンしたんだ・・・

海に行く約束をしてたんだけど、まやには申し訳なかったな・・・


スマホで連絡しておきます。


「もしもし、真奈?」

まやが、出てくれました・

「ハロー!まや、ごめんね、ドタキャンして」

「いいよ、気にしないで」

まやは、心が広いです。

「今、帰り?」

「うん、車内のデッキだよ。」


「で、上手く言った?」

「バッチリ、掴みはOKよ」


実は私が、ドタキャンしたのは口実で、実際はまやの恋を成就させるためです。


「どう、宮永くんとは上手くいった?」

「うん、最初は戸惑ってたけど、すぐにOKしてくれたよ」

「よかったね」

「うん」


宮永くんは、とても大人しい男の子です。

お転婆な私とは、合わないと思います。

でも、宮永くんは優しいので、安心して、まやを任せられます。


まやは、宮永くんの優しさに惚れたようです。

宮永くんは、男としては、頼りないです。

でも、それはまやが、カバーしてくれるでしょう。


「これからも、私がんばる。」

「うん、応援するね、まや」

「あっ、そろそろ座席に戻らないと・・・」

「じゃあまたね」


好みはひとそれぞれです。

相手がどんな人でも、その人を好きになる気持ちが大事です。

それを、「あんな人のどこがいいの?」という人は、許しません。


えっ、私のタイプ?

私には、まだ色気づくのは早いです・・・

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海へ行こう 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu

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