嘘つき
緊張しながら会場に着いた。
数人のが待合室で静かにしていた。
気持ちを入れているのだろう。
僕は部屋の後ろの方の席に座って待った。10分後ぐらいに審査員の人が来た。前から順番に1人ずつ連れていったのだ。僕の番が来た。
「それでは始めてください。」
「・・・」
若干涙目になった。おじいちゃんが死んだ日のことを思い出したから。
「なんで・・・」
「うそだ、うそだ。」
号泣が出来ないが役には入り込めている。
そんな時だった。
「もう、結構です。
オーディションは終わりです。」
そう告げられて落ちたことを確信した。
後日メールで不合格と来た。
何故かは分かっていた。
偽物 @hi6
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。偽物の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます