第20話 2022年最初(で最後)のWeb小説素人日記
皆さんご無沙汰しております。久々にエッセイでも書こうかな~と思ったら大晦日。ていうか最終更新日が2020年11月となっていて、まるで気分は浦島太郎、時間の速さに恐れおののく政宗あきらでございます。
更新は2年ぶりだけれど、執筆活動は細々と続けていました。賞を取ったとか、本を出したとか、そんな晴れがましいご報告はできないけれど、本当に地味に続けています。
というか、ちょっと仕事やらプライベートが忙しかったりして、小説を書く時間がなかなか作れなかった。そんな中でも短編を中心にちょっとづつ書いてはいたので、とてもエライと自負するほどです。エヘン。
今年あった政宗的トップニュースが1つ。
それは、Twitterのダイレクトメールで送られた1通のメッセージから始まりました。
『政宗さん原稿まだですか?』
不思議なこともあるものです。私には原稿を依頼された記憶がなくまさに寝耳に水。一体なんのことだろうかと話を聞くに、どうも、友人が2022年5月の東京文学フリマに同人誌を出すらしく、そこに政宗が書いた小説を載せるという約束をしていたらしい。
えっマジで?
どう考えても初耳なんですが?
『締め切りは3月なんで頑張ってください。あと面白くなかったら容赦なくボツにします。その場合はまた新しく書いてください』
僕が想像していた同人誌って、こう、仲間内でお金と原稿を持ち寄って本を出すことだと思っていたの。でも少し違うらしい。彼の話を整理するに、費用も編集も責任も全て主催が担う。参加したい人たちはとにかく原稿を出せばよく、ただし眼鏡に適わなければ容赦なく切り捨てられるのだと。えっ何だかすこし怖い。
そこから始まった怒涛の日々。
出したプロットは10を超え、書き上げた小説も3作品。その全てが総ボツを喰らい、原稿の締め切りだけが近づいてくる。それでも諦めるのはイヤだという意地だけで作品を書き上げ、そこから更にリテイクを重ね、ようやく、なんとか、ギリギリのタイミングでOKをもらいました。
そんな私にとって初めての同人誌、その名も『青木書房Vol1 ここはトイレじゃないよSFアンソロジー』!
イラストレーターである「なんもわからん先生」のメチャクチャ可愛い表紙に載せられた、個性派ぞろいの小説たち。5月の東京文学フリマで販売された、その末席に加えさせてもらいました。
この同人誌は好評を博し、11月には2冊目となる『青木書房Vol2 精神的百合SFアンソロジー』にも寄稿させていただきました。この2冊は、僕にとって大きな思い出の本。いまも家に完全密封で保存しております。
作品を書くにあたり、これまでSF作品を書くどころか触れる機会も少なかったので、参考書籍として紹介してもらった作品も読んでいくうち、SF作品の魅力にどんどんハマっている昨今です。
まだ次はハッキリと決まっていないけれど、次の『青木書房Vol3』にも新しい作品を書く予定でいます。ボツを喰らわなければ。喰らってもリテイクを頑張れば。多分。きっと。おそらく。だといいな。
そんな感じで、書いた作品数は決して多くはないけれど、なかなか濃密な執筆活動を経験できた1年でした。
そして、この『青木書房Vol3』に参加してもいいよ、1月末までに短編SF書き上げてやんよって猛者がいらっしゃいましたら、ぜひ一緒に頑張りましょう。次回のテーマは『絶対に勝てない幼馴染SFアンソロジー』だそうです。詳細はTwitterで青木書房さんのページから確認いただくとして、私はまだ何のアイデアも浮かんでいません。
なんだよ絶対に勝てない幼馴染SFって……。
さておき、来年はカクヨムでももうちょっと頑張りたい。具体的には長編とかちゃんとまとめて仕上げたい。そして短編SFも手を出したりしてね。あと、読みたい本が山のように積みあがっているのでこちらもしっかり読み込んでいきたい。もちろん、長らくご無沙汰している皆さんの作品も。
来年がこれを読んでくれている人たちにとっても、素敵な執筆活動になる1年となりますように。来年もよろしくお願い致します。
あと、これだけは声を大にして言いたいのだけれど、ぼっち・ざ・ろっくサイコー。
Web小説素人日記 政宗あきら @sabmari53
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