第19話 引き続き、完結させたので振り返り
引き続き、別名義の活動について振り返るWeb小説素人日記。
長編10万字、しっかりプロットを準備して完結させたのは、実は初めての経験でした。今までは何も考えず勢いで突っ走っていたので……これは少し自信になったというか、感覚として『こう書けば10万字イケるんだな』というのが何となく見えた気がします。
今後も経験を重ねて行く道すがらですが、感じた事をホカホカの内にまとめて置こうそうしよう。今しばらくお付き合いいただければ幸いです。
●プロットを作るメリット
このプロットというもの、Webで探せば色々な書式が出てくるのですが、これは人によって合う・合わないがあるように感じました。どこまで細かくプロットに書くべきか、どういった情報を決めておく必要があるのか、とかとか。
私の場合、登場人物と固有名詞を先にざっくりとメモ書きしてみました。あとは50話分のサブタイトルと、エピソード毎に書くべき内容を簡単に纏めてみたのです。
そしたら思いのほか捗りました。単純に書くスピードが上がって、1時間で2000字ほどのペースをキープ。これは今後も活かせるな……。
●製作期間
7月頃から書き始め、完結したのが11月上旬。のべ4カ月で10万字。うう~ん、これが今の私の最速。
この数か月、かなりの時間(当社比)を執筆に割いて来ました。そう考えると、来年以降は速くても1年1作位になるのかなぁ。もう少し速めたいのだけれど、これは今後の宿題とします。
●文体のチューニング
ほぼノンフィクションな体験記、それも専門的な内容をテーマに書いたのですが、小説のノリで書くのとは勝手が違い、ペースを掴むのにかなり苦労しました。
作品には作品に合った文章がある。当たり前と言えば当たり前ですが、このチューニングは目を瞑って弦を貼るが如く、中々どうして掴みにくい感覚。
ある意味、『こんな技術を使ってみたい』という拘りを投げ捨て、出来得る限り平易で明るい文章を心掛けました。実現できたかは別として。
考えるに、ライトノベル・純文学・ノンフィクション等、色々な作品を書かれる方はこのチューニングが上手いのかなぁ……そんな事を考えながら、あばばと四苦八苦した次第です。
●沢山削る
最初から10万字、つまり文庫本1冊分を意識して書いたのですが、最初は『どうやって膨らまそうかな』とか『これ6万字位で終わるんじゃねぇ?』等とハラハラしきりでした。
なのに書きたいエピソードを積み上げると、まさか字数が溢れるとは……!
軽く12~3万字程に届きそうだった為、急いで軌道修正。盛り込みたかったエピソードに優先順位をつけて、泣く泣く削る事になりました。
書くべき事、書きたい事は自分で思っていたよりも多い模様。というか、そんなに『あと○万字稼がなきゃ!』みたいなことは、あまり考えなくて良いのかな。みたいな。
●毎日更新のメリット・デメリット
今回は5万字ほどを書き貯めてから連載を開始しました。んで、投稿と執筆を平行して進め、なるべく毎日更新を目指して頑張る。
ですがストックは枯渇し、更新頻度は敢え無く断念。長い時で2週間ほど空いたでしょうか。やっぱり毎日コンスタントに書くのは難しいもの……みんな凄いな。どうやってるんだ。
ただ、毎日更新しているメリットも感じられました。
1つは読者の反応。執筆とは孤独なものですが、更新の度にいただける感想や反応はとても励みになりました。そして『早く更新せねば』と良い意味での緊張感が生まれ、筆が更に速まった様に思います。
デメリットとしては、やっぱり大変。あまり自分を追い詰め過ぎない様に……今度はぜひ、全て書き上げたうえで公開というのもチャレンジしてみたい。
●複数サイトでダブルチェック
カクヨムと某投稿サイト、2つのフィールドで頑張った訳ですが、こんなルーティンを実行しました。
1.一旦カクヨムで書き上げる
2.別サイトにコピペしてスマホでプレビュー表示
3.誤字脱字の修正と文章の調整を行う
4.修正した文章をカクヨムに再コピペ
なぜこんなステップを踏んだかというと、表示環境が変わると、不思議と誤字脱字や修正すべき文言が見つけやすかったのです。
人によっては、書いたものを印刷してチェックする、という方法も聞いた事があります。チェック作業が効率的になるというか、これは今後も試してみたい方法です。
◇
と、そんな感じで振り返ってみつつ……いつもここの文章を書いて思うのですが、1年後2年後に読み返した時、めっちゃ恥ずかしい気持ちになるんじゃないかなという不安があります。
うわ、なんてピントのズレたことを考えているんだ。その方法論は違うんじゃないか。効率悪いことしてるなぁこの子。あ、自分や。みたいな。
ある意味開き直りが生み出す現在進行形の黒歴史ノート。
ていうか今の時点で読み返すのが怖い自分もいますが……もっともっと上手くなって、過去の自分を見返した時に『あばばばば』ってなるくらいには成長してみたい。という訳で引き続き、次の執筆頑張りますっ!!
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