まあありがちだけど、最後が締まらない
唐突に最終話って書いてあってびっくりしたw
ハルパスの建国とか、
2人の両親への婚約(又は結婚)の挨拶とか、
こういった伏線はどうなったの
まあレーレを送り届けるってのも一つの大きな目的で、
これが終わったわけだからキリが良いといえなくもないけど・・・
特にハルパスの国のシーンにはかなり期待していたので、
省かれていたのはとても残念でした
あと、冒頭の説明で主人公は3等冒険者には早い段階でなれたけど、
才能がないためそれ以上、
上がれないのがコンプレックスだったじゃないですか
自分としては、この壁を乗り越えて、
2等以上になるのもこの物語の大きな目的の一つだと、
思い込んでいたんですよ
そして結構序盤に力を手に入れ、
もう明らかに3等の実力じゃないだろ?と思われるのに、
最後まで3等のままで、
そのまま等級に触れずに完結してしまったのが納得いかない
別に、必ずしも2等になれと言ってるのではなく、
「もう、等級なんて小さいことはどうでもいい」と、
劣等感を乗り越える様なシーンでもあれば納得いくのですが・・・。
主人公がチート無双してハーレムする話とはちと違う。能力はあるがそこそこしかない中堅が苦労しつつも進んでいく話。出てくる女性達も最初から不自然ラブラブでは無く、ちゃんとした段取りを経て仲良しなっていく。
主人公がイイ!苦労してきただけあって気配りできる。場も読める。鈍感でもないしヘタレでもない。自分の立ち位置をわきまえている。不自然さが無い。こういう奴は好感が持てる。
また、物語の話し運びがウマイ。背景描写や話の流れが分かりやすく、かと言ってくどくない。はっきり言って読みやすい。
最近の異世界転生チーレム無双に食傷気味なら、この物語は新鮮味があるかも。
まあ、読んでみ。読んだら引き込まれるから。