なるほど、それがニノキンの本来の役目だったのか!

 学校によくあるニノキンの銅像。
 子供たちに勤勉さを教えるために毎日立っている、あの像だ。
 この作品では、その薪の数を数える。
 数を数えるというのは「皿屋敷」や「十三階段」など、怪談を彷彿とさせる。そしてやはり、薪の数が合わなかった。
 そして夜、子供たちが学校で目にした物は……?
 ニノキンの薪の数に隠された本当の役割が明かされる!
 途中までゾクゾクして拝読しましたが、最後はニノキンを頼もしく感じました。

 是非是非、御一読ください。