学校によくあるニノキンの銅像。 子供たちに勤勉さを教えるために毎日立っている、あの像だ。 この作品では、その薪の数を数える。 数を数えるというのは「皿屋敷」や「十三階段」など、怪談を彷彿とさせる。そしてやはり、薪の数が合わなかった。 そして夜、子供たちが学校で目にした物は……? ニノキンの薪の数に隠された本当の役割が明かされる! 途中までゾクゾクして拝読しましたが、最後はニノキンを頼もしく感じました。 是非是非、御一読ください。
今ではあまり見られなくなった『ニノキン』像。 昭和時代はごくごく一般的でした。 普段は何でもないはずの『ニノキン』像をテーマに、緊張感のある作品に仕上がっています。 夏の終わりにもう一つ、こんなお話はいかがでしょうか?
お見事! な短編です。 ネタバレるといけないので詳細は書けませんが、先入観なしで是非!