SF

★【短編】終末雪国アポカリプス

【概要】

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054893422376

 タイトル:終末雪国アポカリプス

 作者: 奥山柚惟

 ジャンル:SF

 状態:完結

 文字数:9,999字(2020/11/29現在)


【あらすじ】

 大量の積雪が続き、災害として認定された豪雪が続く世界。来るべきはずの春も一面の雪景色、数日は外に出られないほどの気象。人の命を奪う豪雪から人々を救うため活動するのがスノウショベル隊、通称SS隊である。


【語り愛】

 前回のカクヨムコンの短編部門に参加されていた作品なので、知っている方も多いかもしれない。


 雪国を舞台にしたアツさ、がたまらんのですよ。救命救急とか、誰かを助けるために命を懸ける人々っていうのは、もう、ヒューマンドラマ的な、どっちかといえばドキュメンタリーとかでよく目にするのですが。私も雪国出身だからわかります! 的なことはないです。だって私の地域は雪あまり降らないから。

 テレビとかでしか見ないような、壁のような積雪とか、屋根にうずたかく積もった、家がぺしゃんこになるからちゃんと雪下ろししないといけないとか。そういった情景ははっきりと思い描くことができるし、そこに息づく人々というか、とにかく景色と熱量が伝わってくるな、という小説です。

 SFというジャンル分けだけど、私が心臓を鷲掴みにされたのは人々を救うために熱い思いで飛び込んでいくという、そう、情熱なんですよ。あつい!! ストレートな熱さがものすごく胸を打つ。いろんなことを考えるとどうしても私なんかはひねくれてしまうけど、まっすぐにまっすぐな言葉で生きろとか諦めるなとか絶対に助けるとか、ねえこんな頼もしいことってあります??? そういう意味で直情的、それが魅力。雪に閉ざされた世界に燃えるハートがあるからこそ輝くのかもしれない。

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