★【中編】コンプレックス
【概要】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884654925
タイトル:コンプレックス
作者:青瓢箪
ジャンル:ホラー
状態:完結
文字数:21,191字(2019/2/4現在)
【あらすじ】
リョウ、ヒロコ、アキラ。三人の男女は小学校の同級生で、その頃からそれぞれ身長にコンプレックスを持っていた。リョウはヒロコに追い付かない身長を。ヒロコは高すぎる身長を。アキラは誰よりも小さな身長を。そのコンプレックスは、大学生となって姿が変わっても肥大化する。
【語り愛】
なるほどねカテゴリーホラー!! という感じ。
人間っておっそろしいわーっていう、あれそれ。ホラーってゾンビや幽霊が襲い掛かって「来る……きっと来る……」のイメージがあるけどそれだけではないんだよねっていう。人間不信になる。褒めてるよ。
何を語ろうとしても、この物語はヒロコという女。この、ね。ネタバレになるので言えないけど、彼女という人間性に尽きる。私が気に入るような人間なんて大抵アレなんで、もう、察して? このエッセイの読者さまは大体私の性癖わかってくれてるから「あっ……(察し)」となってくれてると信じる。ヒロコがとにかく、人間として魅力的。これが人間というものや。
無論、ヒロコという女を巡っての二人の男の思惑というのも、「複合体」である物語に泥沼な感覚を与えてくれます。身長、という身体的なコンプレックスに端を発した物語が、成長と共に戻れないところまで拗れていって、もう引き返せないところまで来てしまったというか。誰が思いを遂げて、誰の手のひらの上で踊っているかとか。考えに考えが上塗りされていく感じです。
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