☆【中編】コッキングへようこそ
【概要】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886742924
タイトル:コッキングへようこそ
作者:笹野にゃん吉
ジャンル:現代ドラマ
状態:連載中
文字数:42,380字(2020/11/29現在)
【あらすじ】
ローケンクロゼ。平凡であり猥雑とも呼ばれるその街には、地下酒場「コッキング」がある。内装はいたって普通のバーだが、そこにはあるウワサがある。店に入って二番目に遠い円卓。もしあなたに何を捨てても叶えたい「願い」があるというのなら、壁際にあるその席に座ってみるといい。するとピンク色をまとった可憐な使者が迎えに来てくれるだろう……「殺し屋」ストックへの一本道へと。
【語り愛】
ハードボイルドな殺し屋お兄さん(おじさん?)と少女の組み合わせは最高に決まってるよなぁ!?
色々と語りたいが、まずそれです。殺し屋ストックと使者マグの二人がいい。凸凹コンビ、とも静と動、とも言えそうな二人組です。殺しを請け負うのはストックで、マグは依頼人との中継役。それぞれが役割分担をして適材適所しているのもいい。
凸凹で仲はいいのか? と言われればまあ素直ではないんだけど、言わずもがな相性の良さは察することができます。それで十分。
シナリオは殺し屋に舞い込む依頼を受け、社会の暗部をぶち抜いていく必殺仕事人的なものです。であれば、やはり焦点を当てるべきは依頼人やターゲットの人間性。殺し屋の物語はただ殺すのでは「外見のかっこよさ」に終始してしまうけど、人間を見極める要素が入ることで「内面のかっこよさ」も滲み出てくる。
ストックは残忍で冷酷な男なのかなと思ってたけど、一個人としての美学、人間の価値観もしっかり持っていそうな印象を受けました。
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