簡潔的確な題名がまず素晴らしい。これぞ恐怖だ。子供が見ているテレビ番組がまた悲哀を盛り上げる。主人公一家の境遇は現代の世相を反映しており、それでいてどこか昭和風の雰囲気も残しているのがまたいい。そして、小道具のカーナビが筋全体を引き締めている。