最初から読ませて頂きました。
プロローグから日常を経て異世界へ……
そう思っていた時期が私にもありました。
長い!日常が長い!
主となるケイトのセリフによって彼のこじらせ具合が良く描写されており、アナログゲーム部の面々との交流で自然と各キャラクターの個性が表現されていく。
彼らに感情移入させるには十分過ぎるエピソードでした。
小ネタに加え、各所に作者さんの趣味嗜好が散りばめられており、意図した長文など、オタクという生き物の生態がよく意識して書かれているのは解るのだけれど、少々くどく感じてしまいました。
あと、社会風刺が効き過ぎており、すごくヘイトやストレスがたまるのに、それを発散するエピソードがないため、更に日常が冗長に感じてしまいます。
しかし、物語が大きく動く、異世界転移の冒頭の混乱する心理描写はよく伝わったし、戦闘描写は爽快であり、秀逸の一言、スピード感のある文言で一気に読ませるのはすごいと思います。
しかしこれはラノベかと言われるとうーんとなってしまう。
中盤のせいか一般受けしにくい、すごく惜しい作品だと思いました。
これからいよいよ、冒頭につながっていく感じでしょうか?
続きを楽しみにしています。
一緒に頑張りましょう!
ありがとうございました!
作者からの返信
ご愛読ありがとうございます!
彼らの冒険はここからです!(打ち切らない!)
この物語の続きをご期待ください!
このシーンの絶望を描くための日常シーンでした。
散りゆく仲間、彼らの絶望と悲哀を感じ取っていただければ幸いです。
中盤の社会風刺はこの作品のある種メインテーマとなっておりますので、発散されるエピソードは実は無いのです。
この物語のテーマは「アンチ異世界転生、異世界転移」となっており、その中の一つとして「絶対に解決できないもろもろの難題が世界には存在する」「それから逃げ出すように安易に異世界転生や転移を描く物語が増えている」「けれど逃げても何も変わらないし、その先にあるのは絶望である」「ゆえに、受け入れた上で、そんな糞みたいな世界だけどがんばっていくしかない」というテーマを描こうと思っています。
まぁ、完結してないのにテーマ語りとかみっともないにも程があると理解してはいるのですが…ゆえに「現代の難題なんて、“チート無双のファンタジー”か“ご都合主義な幻想物語”でない限り解決できるはずが無い」というのが作者の出してしまった結論です。なので、現代の難題から解放されることはまずありえないし、解消はされても解決はしえないのです。
そして、現実という、理不尽で救われない世界ではあれど、本当は幸せだったはずの揺り篭から逃げ出してしまった彼らに待っているのは…。
ここから先が物語の本番です。
彼らは過酷な現実と戦う羽目になります。
それは現代社会の闇ではない、目の前の小さな難題の群れです。
しかし主人公は諦めません。
諦めない事こそが、主人公の資質なのですから。
そんな主人公たちの足掻きと、結末をご期待ください。
私は割と悲惨なバッドエンド、ビターエンドを書くことが割とありえたりする作家ですが。
この物語は、主人公がしっかり努力して「生きて帰りし物語」にしたいと思っておりますので。
続きをご期待くださいませ!
*:なお、作者がメインで勉強したジャンルは、思想文学系の哲学系というか、そういったくそ重ったい純文学だったりします。なのでラノベっぽくない味が混ざってしまうのはそのせいだと思われます。申し訳ありませぬ><
良い弓兵相手の無双でした!
やっぱり頼りになりましたね。素晴らしい死闘でした。
作者からの返信
最強キャラ離脱。
他に唯一戦えたタケシも死亡。
現在の生存者は非戦闘員のみ。
そんな絶望状況からのスタートです。
果たして彼らはこの先生き残れることができるのか!
第二部をお楽しみに!