【アニメ】2023年春アニメまとめ。個人的なベスト3! ……は中止します

2023年6月30日






 どうも。最近ゲームばっかりしている杉浦です。とくに今月は、なんとなくでポケモンSVのランクバトルをやりつつ積んでいたゼルダの新作をプレイしていました。と思ったら最近ポケモンSVでコレクレーレイドという鬼畜レイドが開催されひたすら周回しつつ、また23日からニンテンドーオンラインでGBAのファイアーエムブレムが配信開始となり懐かしさのあまりプレイしだす始末。気がついたらもう月末。



 ということで恒例のアレ。



 今回も春アニメのまとめとして、視聴した中でとくに気に入った作品を3つ厳選……したかったのですが、正直に言うと今期のアニメがあまりにも微妙過ぎてベストアニメを選出できない事態になりまして、無理してベストを決めるよりはいっそのこと中止にしてしまおうと思った次第です(ゲームにかまけてアニメを見ていないということではないです)。



 とはいえただ中止にするのではなく、せっかくなので今期放送した春アニメ全体の感想をしつつ、なぜベストアニメが選出できなかったのかを語っていこうと思います。





 一応ベストアニメのテンプレートを記載。





 対象は、春のクール(4月から6月)に。2クールなどクールを跨いで放送されたものも、最終回が今期放送であれば対象になります。一方来期も継続して放送されるアニメは対象外になっております。また以前テレビ放送された再放送作品も除外しています。




 ちなみに過去歴代1位作品は(可能な限り遡れる範囲内)こちら。


  17年春アニメ 『月がきれい』

  17年夏アニメ 『プリンセス・プリンシパル』

  17年秋アニメ 『宝石の国』

  18年冬アニメ 『宇宙よりも遠い場所』

  18年春アニメ  ※ベスト5選出できず中止

  18年夏アニメ 『あそびあそばせ』

  18年秋アニメ 『イングレス』

  19年冬アニメ 『私に天使が舞い降りた』

  19年春アニメ 『みだらな青ちゃんは勉強ができない』

  19年夏アニメ 『彼方のアストラ』

  19年秋アニメ 『Dr.STONE』

  20年冬アニメ 『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』

  20年春アニメ 『かぐや様は告らせたい?〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』

  20年夏アニメ 『デカダンス』

  20年秋アニメ 『安達としまむら』

  21年冬アニメ 『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』

  21年春アニメ 『86-エイティシックス-』

  21年夏アニメ 『かげきしょうじょ!!』

  21年秋アニメ 『ブルーピリオド』

  22年冬アニメ 『明日ちゃんのセーラー服』

  22年春アニメ 『エスタブライフ グレイトエスケープ』

  22年夏アニメ 『リコリス・リコイル』

  22年秋アニメ 『ぼっち・ざ・ろっく!』

  23年冬アニメ 『お兄ちゃんはおしまい!』






 では23年春アニメの感想。


 今期もいろいろと視聴してきた中でとくに注目していたのが『天国大魔境』『地獄楽』『君は放課後インソムニア』『推しの子』の四作品。



 まず『天国大魔境』について。文明崩壊後の日本にて「天国」を目指して旅をする二人組の話。ポストアポカリプスとしてのSF感が個人的な好みに直撃したし、途中のエピソードもSF設定を活かした苦みがあって面白かったです。


 けど、最終回がアカンかった。全部、丸投げ! いやまあ連載漫画が原作なのでテレビシリーズのアニメで完結まで放送することはできないのは当然ですけど、にしても何も解決しないまま謎だけを残して「ハイおしまい!」はさすがにひとつの映像作品として最低だと思う。


 結局目指している「天国」の正体も明かされず、同時に描かれている天国のような教育施設も本編と交わらなかった。まあなんとなく考察はできるものの、物語本編においてこの二つの軸が一切交わることなく平行線のまま終わってしまったのはいただけない。


 一応主人公が探している人物の一人と邂逅したところでアニメは終わりましたけど、その人物の目的も何も明かされないまま終わったので、オチらしいオチもない。


 なんと言いますか、連載漫画を原作にしたアニメ作品の悪いところがはっきりと出てしまった印象ですかね。個人的には原作を忠実にアニメ化するのもいいのですけど、一方で1クールの映像作品としてのオチも欲しい。それはアニメオリジナル展開でもいいので、何かしらのオチをつけてもらいたい。理想を言えば10話くらいまでは原作通りでいい感じに一区切りつけて、11話12話くらいでオリジナルのオチをつけてほしいですね。


 いやまあ……原作漫画の売り上げを上げるための販促アニメとしては完璧なんでしょうけどね。でもアニメファンとしては微妙な終わり方でしかない。



 そして同じことを『推しの子』にも言える。『推しの子』は推しアイドルの子供に転生するもその母親であるアイドルが殺害され、犯人を顔も知らない父親だと疑い、芸能活動をしながら真相を探っていくという、作品のイメージとギャップのある直球のサスペンスである。


 ただ当然のごとくアニメでは犯人の正体まで進んでいない。最終回とかはメインがアイドルものであり、当初のサスペンスとオチとのブレが気になる。まあ1クールですべて解決するような話ではないのは端からわかりきっていることですが、1クールの映像作品としてみるとなんとも中途半端な終わり方である。とはいえ『推しの子』の場合は二期が決定しているところはまだ救いかと。続編の情報も何もない状態だと本当に中途半端で終わってしまうし。



 他に『地獄楽』『君は放課後インソムニア』とありますが、残念ながらこの二作品は六月中に放送を終えられなかった。一応ベストアニメの選出はそのクールに最終回を放送した作品を対象としているので、春アニメのベストから外れるかたちとなった。


 この「クール中に最終回を放送したテレビアニメ作品」というルールを見直すべきかもしれませんが、そうなるとどこまで延長すればいいのかという新たな問題が出てくる。さすがに一か月くらい最終回が遅れるなら次のクールになるでしょう。翌月の1日とか2日とかならまだいいかもしれない。ただ3日に放送されたものは? さらには6日とか7日に最終回を放送した作品は? さすがにそこまでいくと来期の新アニメに埋もれてしまう。


 あと個人的には、今期のアニメの話は来期に持ち越したくないという思いもある。新アニメが続々放送している中で前期のベストアニメを話しても旬が過ぎている感覚がある。


 という事情もあるが、そもそもの話、『地獄楽』『君は放課後インソムニア』も連載漫画原作であり、仮に今期中に最終回が放送されたとしても完結に至ることはなく中途半端な結末になるかと思う。


『地獄楽』は少年漫画らしいアクションものですが、まあ1クールのアニメとしては確実に俺たたエンド(俺たちの戦いはこれからだエンド)になると思われる。まさかあと一話で天仙様を全滅させて仙薬を取ってくることはできないはず。


『君は放課後インソムニア』は、なんとなくですけど、これ最終的にはヒロイン死んじゃう系のオチになるのではないかと予想している。ただまあアニメでは匂わせる程度で明確な伏線とかはなく、普通のいい感じの青春もので終わりそう。感覚で言うならば連続2クールで放送されたヒロイン死んじゃう系『四月は君の嘘』を1クールだけ見せられた感じかも。いやいいですけど、なんかスッキリしない。




 といった具合に、推しアニメ『天国大魔境』『地獄楽』『君は放課後インソムニア』『推しの子』の四作品がすべて漫画原作であり、アニメの範囲ではどれも中途半端な結末となってしまっている。


 クール内で放送が終わらないのはまあ仕方がないとしても、原作の再現に忠実過ぎてアニメとして微妙なラストになっているのは、さすがにベストアニメにはできない。


 それ以外だと、たとえば『江戸前エルフ』とか『おとなりに銀河』とか『スキップとローファー』とか見ていましたけど、ベストアニメかと言われると微妙な感じ。過去のベストアニメと比べるとどうしても見劣りしてしまう。



 こういった事情により、今回はベストアニメを選出できませんでした。



 来期は……とりあえずアニメの範囲で綺麗に終わらせられる作品を期待したいですね。






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