【アニメ】2020年春アニメまとめ。個人的なベスト5!
2020年6月30日
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、新型コロナウイルスの猛威は依然として衰える気配を見せない今日この頃。いかがお過ごしでしょうか? 外出を控えてアニメを見たという方も多いかと思います。時期的にちょうど春アニメで、その春アニメも多くの作品が最終回を迎えました。
ということで例の恒例企画。
今回も春アニメのまとめとして、視聴した中でとくに気に入った作品を5つ厳選しました。以前はTwitterの方で簡単に呟いていましたが、18年夏アニメからカクヨムでやっています。
対象は、春のクール(4月から6月)に最終回を放送したアニメ作品。2クールなどクールを跨いで放送されたものも、最終回が今期放送であれば対象になります。一方来期も継続して放送されるアニメは対象外になっております。
ちなみに過去歴代1位作品は(可能な限り遡れる記憶の範囲内)こちら。
20年冬アニメ 『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』
19年秋アニメ 『Dr.STONE』
19年夏アニメ 『彼方のアストラ』
19年春アニメ 『みだらな青ちゃんは勉強ができない』
19年冬アニメ 『私に天使が舞い降りた』
18年秋アニメ 『イングレス』
18年夏アニメ 『あそびあそばせ』
18年春アニメ ※ベスト5選出できず中止
18年冬アニメ 『宇宙よりも遠い場所』
17年秋アニメ 『宝石の国』
17年夏アニメ 『プリンセス・プリンシパル』
17年春アニメ 『月がきれい』
では個人的ベスト5発表です。
第5位
『アルテ』
・公式ページ:http://arte-anime.com/
・カクヨムでのジャンル:歴史・時代・伝奇
・感想
第一話感想のときにも書きましたが、真っ当な意味合いとしてのフェミニズムを感じさせるアニメでした。時代設定や美術設定なども細かく作り込まれていて、本筋のテーマ性やストーリー性なども一貫したものがあり、一本の映像作品としてとてもいい出来だったと感じました。何といいますか、この手の作品はどことなく説教臭くなりがちという偏見が自分の中にあったりするのですが、この作品に関してはあくまでお話を構成する一要素という扱いで、メインストーリーを食い潰さない程度に抑えられエンタメ作品としてうまく整えられているという感想です。食わず嫌いせずに見てもらいたいアニメでした。
第4位
『イエスタデイをうたって』
・公式ページ:https://singyesterday.com/
・カクヨムでのジャンル:現代ドラマ
・感想
この空気感がたまらない! 一見派手さはないのですが、でも何気ない日常を切り取った感じ、言うなればまるで写真を眺めているかのような雰囲気が印象的で、背景も人物もとても素晴らしい作画演出で満足しました。シナリオも基本大人の恋愛ものなのですが、しかし不器用過ぎてまさに中高生の恋愛を見せられているかのよう。ビターでありながらもピュアさを感じましたね。人間関係がグズグズなのも見所。よく恋愛ものだと人間関係がドロドロであることが多いですが、この作品に関してはドロドロではなくグズグズ。この関係性がどんどん深みにはまっていく感じがすごく面白かったです。あと主人公であるリクオを演じた小林親弘さんの名演技は必見。細かい部分でリアルな演技を感じられ、作風とうまくマッチしていて素晴らしかったです。とてもいい作品でした。
第3位
『波よ聞いてくれ』
・公式ページ:https://namiyo-anime.com/
・カクヨムでのジャンル:現代ドラマ
・感想
想像以上に面白かったです。一見社会人系のドラマなのですが、全編通して小気味いいコメディがあって思わず笑ってしまいました。というかこのコメディ要素が重要で、細かいボケやツッコミなどといった台詞の切り返しが秀逸で飽きがこない面白さが素晴らしかったです。あと劇中劇といいますか、ラジオパートも面白い。第一話の冒頭とかはネットで見る限り賛否両論があったようですが、個人的にはこの架空実況シーンがツボに入りました。おそらくあの冒頭がなければ一話切りしていたかもしれません。そのあともなかなかパンチの効いた展開があり見応えがありましたね。あと何気に百合的な要素もあるのもポイント。1クールのオチとしてはとりあえず終わらせた感がありますけど、全体的にドラマ性もコメディも楽しめるアニメだったような気がしました。
第2位
『かくしごと』
・公式ページ:https://kakushigoto-anime.com/
・カクヨムでのジャンル:現代ドラマ
・感想
率直に構成勝ちなアニメだと感じました。OP前やED明けに描かれる18歳編でのシリアスパートと、本編となる10歳編でのコメディパート、この二つの見せ方がとてもいい塩梅だったと思います。ラブコメ要素であったり、はたまた創作ネタであったりと、笑えるネタが豊富。一方18歳編では、さながらミステリー作品であるかのように謎が解消されては深まるという、毎回引きのいい演出がされていたのが印象的でしたね。程よく見応えがあり、程よく笑える、といった具合。結末としてもこれまでの伏線などを巧みに回収していて、綺麗なオチだと感じました。派手なストーリーではないですが、しかし同時に幅広い層に受けそうな、というかむしろアニメをあまり見ない一般ユーザーの方でも楽しめてしまえるくらい、そんな万人受け感があったような気がします。なんていいますか、これまでの久米田作品にみられた風刺的なディープさをもっとマイルドにした感じですかね。他の人にもオススメしたいアニメでした。
そして栄えある
第1位
『かぐや様は告らせたい?〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』
・公式ページ:https://kaguya.love/
・カクヨムでのジャンル:ラブコメ
・感想
去年放送された『かぐや様』の二期ですが、一期よりもギャグの切れ味がよく、さらには下ネタやパロディをストレートにぶち込んでいたので、素直に爆笑ものでしたね。いやー面白かったです。やはりこういうコメディものは少々危ない冒険したネタを躊躇なく入れることによって、それだけ面白さが跳ね上がりますね。加えてなんかいい話感のあるエピソードを挟むことで見応えが増したのもポイント。毎回楽しんで1クール過ごせました。ネタが枯渇しない程度に、今度も長期のテレビシリーズとして放送してもらいたいです。
さて、『アルテ』『イエスタデイをうたって』『波よ聞いてくれ』『かくしごと』そして『かぐや様は告らせたい?〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』と、5作品を選びました。
春アニメを終えての感想ですが、まずは、現在非常に大変な状況下においても作品の制作に尽力していただいた制作者の皆様に謝意を。ありがとうございます。何本かは放送が延期になってしまった作品もありますが、それでいても素晴らしい作品が多く放送され、とても楽しいクールでした。春アニメの作品の傾向としては、今期はなんだか現代ものの作品に面白いものが多かった印象です。今回のベスト5も、作風は違えどどれも現実的な世界を舞台にした作品であり、その描かれるドラマはとても興味をそそられるものばかりでした。ファンタジー作品とかは『はめふら』や『プリコネ』などが話題になりましたが、正直それ以外はそんなに印象に残らなかったです。あ、でも『八男』のエリーゼちゃんは可愛かったです。来期のアニメはより深刻な状況のようでして、放送される作品数がこれまでのクールと比べるとかなり少なくなっていますが、それでも面白そうな作品ばかりですので、夏アニメも期待したいところです。
あと来期継続として『無限の住人』や、あと『ゾイド』とか『あひるの空』などの夕方アニメも引き続き楽しんでいきたいです。
そういえば、放送延期や中止に伴い空いた放送枠で再放送される作品もいくつかありまして、この機会に是非見てもらいたい作品が『八月のシンデレラナイン』と『ハナヤマタ』ですね。『八月のシンデレラナイン』は作画崩壊で悪い意味として有名になってしまいましたが、今回の再放送はどうやら作画修正したブルーレイ版が放送されるそうなので、本来の『ハチナイ』を見れるチャンスです。ストーリーはとても面白いので是非。『ハナヤマタ』は、今や実力派声優としてご活躍されている上田麗奈さんの初主演作品でもありますので、可愛い女の子たちの眩しい青春模様を堪能しつつcv上田麗奈に注目してみてください。あと再放送といえば『Angel Beats!』も放送されますので、見ていない方は視聴してみてはいかがでしょうか。
といった感じで、春アニメの個人的なベスト5でした!
ではまた夏アニメで会いましょう。
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