【アニメ】2019年春アニメまとめ。個人的なベスト5!&その他感想
2019年6月30日
ハイ。いつの間にか春のクールが終わりを迎えていました。早いものです。
というわけで恒例企画! 今回も春アニメのまとめとして、視聴した中でとくに気に入った作品を5つ厳選しました。以前はTwitterの方で簡単に呟いていましたが、18年夏アニメからこちらでやっています。
対象は、春のクール(4月から6月)に最終回を放送したアニメ作品。2クールなどクールを跨いで放送されたものも、最終回が今期放送であれば対象になります。一方来期も継続して放送されるアニメは対象外になっております。
ちなみに過去歴代1位作品は(可能な限り遡れる記憶の範囲内)こちら。
19年冬アニメ 『私に天使が舞い降りた』
18年秋アニメ 『イングレス』
18年夏アニメ 『あそびあそばせ』
18年春アニメ ※ベスト5選出できず中止
18年冬アニメ 『宇宙そらよりも遠い場所』
17年秋アニメ 『宝石の国』
17年夏アニメ 『プリンセス・プリンシパル』
17年春アニメ 『月がきれい』
(これより以前は、ログもなく記憶も定かではないため遡れませんでした)
では個人的ベスト5発表です。
第5位
『盾の勇者の成り上がり』
・公式ページ:http://shieldhero-anime.jp/
・カクヨムでのジャンル:異世界ファンタジー
・感想
原作のことはよくわかりませんが、TVアニメ作品としていい最終回だったのではないでしょうか。シリアス気味なストーリー展開は見応えがあり、自分みたいなファンタジー苦手勢でも話の起伏を楽しむことができた気がします。一方で、やっぱりファンタジーって苦手だなーと再認識しました。話の細かい部分に「なぜ?」「どうして?」と疑問が生じてしまいますし、安直な技名を叫んでいるところは失笑ものでした。ただそれらの要素があったとしても、この作品は最後まで視聴できる魅力があったのだと思います。というより他の異世界系作品は途中で脱落することがほとんどだったので、ファンタジー苦手人間がこうして最終回を迎えられたということは、それだけ良作の証なのだと思います。なんだか二期とかできそうな終わり方なので、二期があるならば見て見たい気持ちもありますね。
第4位
『この音とまれ!』
・公式ページ:http://www.konooto-anime.jp/
・カクヨムでのジャンル:現代ドラマ
・感想
序盤はテンプレートな青春ものとして掴みが弱かったですが、しかし中盤から持ち直しましたね。とくに第五話の演奏シーンが圧巻で、あの演奏シーンによってグッと掴みを得たのか、その後の話も惹きつけられる内容になっていたと思います。というか中盤から登場人物のキャラ立ちがよくなりキャラ同士の掛け合いに面白さが増したのも大きいかと。ラブコメとしての要素も加わり、青春ものとしてとても面白くなってきました。最終回はブツ切り気味だし、そもそもあのトラブルの展開は必要だったのか疑問に感じましたが(カタルシスを生み出すための溜めとしては安直でお粗末なものではないかと)、まあ分割2クールのようですし、とりあえず1クール目の区切りとしてはいいのではないでしょうか。2クール目も期待したい作品でした。
第3位
『ひとりぼっちの○○生活』
・公式ページ:http://hitoribocchi.jp/
・カクヨムでのジャンル:現代ドラマ
・感想
第一話は最悪な感想でしたけど、以降大きく持ち直したアニメでした。以前にも書きましたが、第1話だとまだ登場人物が少ないので主人公のぼっちちゃんのコミュ障具合が強調され、見ているとイライラしてきましたが、しかし登場人物が増えて他のキャラとの絡みが増してくるととてもいい味を出すキャラクターに化けましたね。あとアルちゃんのキャラクター性がずば抜けてよく、アルちゃんが出てくると面白さが倍増する印象でした。女の子四人組のバランスが絶妙で、またサブキャラとの絡みも素晴らしく、日常的なシーンでも絡み方一つで化学反応を起こせるキャラクター性はもうお見事の一言です。また感動的なエピソードもあり、ただの日常アニメで終わらないところもいいですね。一話切りしなくてよかったと、本気で思えた作品でした。
第2位
『どろろ』
・公式ページ:https://dororo-anime.com/
・カクヨムでのジャンル:歴史・時代・伝奇
・感想
素晴らしいリメイク作品でした! とくに戦闘シーンがよく、毎回殺陣作画は脱帽ものでしたね。ストーリーとしても一話完結系で見やすく、また釘付けになるほどに引き込まれる緩急の激しい展開でもう面白いの一言です。間違いなくここ数年のテレビアニメにおいて神アニメだったと個人的には思っています。……と、ここまでが1クール目の感想。2クール目は……話も作画も衰えてしまった感が否めなく、作品の勢いが失速してしまったのは非常に残念でした。『どろろ』という名作を新たに解釈して深く掘り下げている部分はとてもいいのですが、しかし一方で蛇足な展開と捉えられなくもない退屈さもあったように思え、とくに2クール目がその傾向が強かったと感じました。今回は12の欠損を24話で回収していく構成になっていますが、これ欠損部位を20くらいにして、一話1ヶ所取り戻してたまに大きな話として前後編とかの構成であれば見やすかったかも、と個人的に思っています。もうちょっと百鬼丸の欠損回収を本筋として進めつつ、それに絡ませるようにした新解釈の掘り下げをしてほしかったなー、と欲を言ってみたり。2クール目とか欠損回収してない回が多かったですしね。なんか1クールの企画を2クールに引き延ばした印象があります。ただここまで不満要素があったとしても、アニメ作品として素直に傑作だと断言できます。とくに最後のクライマックスにおいての百鬼丸対多宝丸の一騎打ちシーンは神懸かっていて、またラストもちょっとビターでとてもいい落としどころだと感じました。惜しい部分もありますが、素晴らしい作品でした。
そして栄えある
第1位
『みだらな青ちゃんは勉強ができない』
・公式ページ:http://aochan-anime.com/
・カクヨムでのジャンル:ラブコメ
・感想
素晴らしいイチャラブで素晴らしい!(語彙消失) これぞ青春ラブコメです。どの登場人物もキャラ立ちしていて(とくにcv津田健次郎のお父さん)、なおかつキャラ立ちを邪魔しない程度の絶妙なバランスの下ネタはお見事の一言でした。下ネタアニメだけど下品ではなくしっかり面白さを演出できているアニメ。15分枠と短かったのが残念で、コレ30分アニメとして見たかったです。ただ15分1クールの作品として、とてもよくまとめられているのはいいポイントだと思いますね。キャラデザよし! ギャグよし! 下ネタよし! の三拍子そろったクオリティの高いラブコメ。最後まで面白く見れてしまう、というか尻上がり的に面白くなっていく作品で、毎回先週の放送を超えていく勢いがありましたね。春アニメの中でもスタンディングオベーションものの作品でした。ごちそうさまです!
さて、『盾の勇者の成り上がり』『この音とまれ!』『ひとりぼっちの○○生活』『どろろ』そして『みだらな青ちゃんは勉強ができない』と、5作品を選びました。
春アニメを終えての感想ですが、今期、最終回を終えていない作品多くないですか? ほら、『八月のシンデレラナイン』とか『ワンパンマン2期』とか。『ジョジョ第5部』とかもうラストに差し掛かってますけど、まだまだ続く様子ではないですか。これはもう7月まで引っ張るかたちになりますね。ジョジョが今月で最終回を迎えていれば、第1位はジョジョになったのですけど……。あと『キャロル&チューズデイ』や『鬼滅の刃』などの2クール作品が多いせいもあって、春アニメとしてまとめることが少ないです。また冬アニメからの継続作品もあったことにより、4月スタートで6月終了の1クール作品の陰が薄くなってしまっている印象がありますね。確かにビッグタイトルは安定した面白さがあっていいのですが、しかし来期からは是非とも1クール作品が注目されるよう期待したいですね。
と、いつもなら惜しくも個人的ベスト5に入らなかった作品の感想を翌日に公開しているのですが、今回は分割するほど完走した作品がないので、最後に簡単な感想のまとめを。
『さらざんまい』は、監督のこれまでの作品と比べると、このアニメは見やすい部類に入ると思います。変わらず前衛的ではあるものの、今回はよりエンターテインメントに寄ったかたちに仕上がっていた印象ですかね。人物もしっかり掘り下げられているので、キャラクター性が掴みやすかったです。ただ全体的に、前衛的な狂気という部分としては、第一話を超えることなく最終回を迎えてしまったところが惜しい。とくに1クールの前半は毎回焼き増しされた感じの展開で、どんどん新鮮味が失われていったのが残念なところ。早い段階から話の動きがあってインパクトがあればいいアニメになったのではと思わずにはいられません。雰囲気はよかったですが、なんかいろいろと惜しい作品でした。
『世話やきキツネの仙狐さん』は、第一話の衝撃以来、癒しアニメとして堪能しました。が、癒しって慣れてしまうものなのか、徐々に面白さが落ち着いてしまった印象です。早々にネタ切れしたとでもいうのか、視聴していて「求めていた癒しはこうじゃない」と感じるようになり、第一話を超えるエピソードがなかったのが残念でした。ただ1クールの作品としていい落としどころのオチだと感じましたので、まとまりのある良作だと思います。あと最終回で唐突に逆襲のシャアをやり始めるところは不覚にも笑ってしまいました。またこういう無条件に癒してくれる作品を放送してほしいですね。
あとまだ最終回を迎えていない、来期継続作品の感想も。
『キャロル&チューズデイ』は、音楽アニメとして素晴らしいです。SFとしても、「AI音楽に人間の手で作った楽曲で挑む」という趣旨は掴みがよくて好印象です。ただまだAI音楽の脅威というか、AIに人間が挑むわけを見せてほしい感がありますね。AI音楽悪くないじゃんと思えますので、AI特有の、人間特有の作曲の違いをSFとして見たいです。あと今のところ火星である必要性がないので、火星云々の回収も期待したいです。
『鬼滅の刃』は、序盤から中盤まではダークで真面目な作風で面白かったのですが、後半あたりから戦闘中にギャグを挟んできたことにより緊張感が打ち消されたのはいただけない。あと最近の話でcv下野紘キャラの不愉快さもあって、面白さが右肩下がりな状態になってます。どうしてこうなった……。作風として巻き返すのかそれともこのまま突き通すのか。それ次第でもしかしたら途中脱落もあり得るかもしれない、そんな不安に駆られています。とりあえず2クール目は見ます。
あと『ガンダムオリジン』と『進撃の巨人』も録画していますが、まだ最新話まで追いついていません。ただかなりのビッグタイトルなので、安定して視聴できるのはいいところだと思います。引き続き時間を確保して見続けたいです。
以上、個人的なベスト5&その他感想でした。
ではまた夏アニメでお会いしましょう。
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