第4話  転生……そして禁断の扉 『オリジナル主人公』爆誕!

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 転生……そして禁断の扉 『オリジナル主人公』爆誕!

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さて、ここまで、2つの流れを説明してきました。


「原作キャラに幸せになってほしい」という文化が

  ↓

「ハーレム許容の文化」になり

  ↓

「魔改造主人公を許容する文化」になり

  ↓

「原作キャラではなく、自分の分身が

 活躍するのを許容する文化」になり

  ↓

「その需要を満たす設定として

 『憑依』が生まれた」



という『自分(読者)の分身』が人気を博し、

その設定を突き詰めていった流れと。



「異世界ってすっげー便利!

 異世界転移ってすっげー楽!」



という『世界観設定』や『ストーリー自由度の高さ』に

気づいていった流れです。



そして2つは出会います。




 『ゼロ魔憑依もの』の、時代の幕開けです。




そう、現代一般人が。「自分の分身」が

サイトやルイズに……いや、

そこらのサブキャラ、モブキャラに乗り移る流れです。


何故サイトやルイズじゃないのか?


それは答えは簡単。ストーリーの自由度が低いからです。


彼らには世界を救う的な使命があり、おいそれと自由行動ができません。

またサイトにはルイズがいて、ルイズにはサイトがいます。

サイトは「モテます」が、ハーレムを作るストーリーでは「ありません」

ヒロインはあぶれるわけです。原作においては。

で、幾人かは余り幸福でない未来を辿ったりもします。


以前言いましたが、可愛いヒロインがいて

かつ不幸が見える作品は、二次創作に熱が入ります。



「幸せにしてあげたい!自分(の分身)の手で!」



今までは魔改造主人公がそれをしてきましたが、

それでも、読者の分身というにはまだ弱かった。


そこに『憑依』という概念が現れました。



そして『SAITO』が飽和しはじめます。

そんなころに、現れた新しいブーム。


それは、モブキャラへの憑依!


メインキャラではなく、

あえて動ける自由度の高いサブキャラを選ぶ!

モブに近いから、どう動いてもメインストーリーには影響しない!

ストーリー、作りたい放題!ヒロイン!落とし放題!


平民に憑依すれば平民なりの成り上がりが!

貴族に憑依すれば、金や権力使った強くてニューゲームが!

そもそも、現代知識を中世に持ち込むだけで、

半ば無双が約束されてるようなもの!

そして行き着く先は、みんな大好き剣と魔法と魔物のファンタジー!

学園と魅力的なヒロインもいるよ!

しかも、君と同じような知識・感性で感情移入度もバッチリだ!


どうですかね?

当時のワクワク感が伝われば幸いです。


こいつはもう、めっちゃ流行りました。


本当に流行りました!


メインストーリーの横で、色んなストーリーが生まれました。

バトルしたり、錬金したり、お金稼いだり、経営したり。

学園モノしたり、友情したり、ギーシュ(出オチライバル)をボコったり。色々です。


さて、そんな感じで。

モブに憑依した主人公が、大活躍する話が増えました。



しかし、実は憑依主人公一強のブームは、

そこまで長くはありませんでした。



何故か。



そのすぐあと、余り間をおかずに

憑依と並び立つ発想……

そう、悪魔の発想にたどり着いた人が出たからです。


発想としては、突飛ではないかもしれません。


ただ『赤ちゃんへの憑依』をするだけなのですから。


しかし、それが創作界に与えた衝撃は莫大でした。

創作界はいっつも衝撃うけてんな。





  赤ちゃんへの憑依……すなわち



     『転生』です。




さて、この「赤ちゃんへの憑依、すなわち転生」。

発想の流れとしては突飛ではないといいましたが、それでもこの発想したやつは天才でしょうマジで。


そして、完全に「偉業」です。

創作業界の進化を100年は早めたんじゃないでしょうか?



  「転生」……



ついに、今の「なろう」にも通じる言葉が出てきました。

え、なろうの歴史を語る話だってこと忘れてた?

いや、徹頭徹尾なろうの歴史の話だって!

作者さんにとって『書きやすい』アイディアが

集合知として、続々シェアされてった話ですよ(いいふうにいうと)!

 


まあ、それはさておき。



こいつは憑依以上のブレイクスルーでした!革命!

何故かと言うと、これと同時に起きたことがあるからです。

それは、この転生は、単なる赤ちゃんの憑依……転生ではなく。



『モブキャラの赤ちゃんへの転生』も同時に行ったからです。



元々ゼロ魔の憑依ものは、メインキャラではなく、

動かしやすいサブキャラ、モブキャラに行われてたのが多数ありました。

なので、これ単体でみると、そんな変な流れではないのですが……。


しかし、それによりもたらされたものは、

二次創作界隈を根本から作り変えるような現象でした。


界隈に走ったのは衝撃や激震どころではありません。

虫酸を走らせたやつもいたけどそれどころじゃありません。


もはや天変地異!地殻変動!巨大隕石衝突!


世界を作り変えたレベルの変動です。

実際本当に変わったからな。


何故なら、原作にも書かれてないような、

『オリジナルモブキャラへの赤ちゃんの転生』を行ったからです。


え、何がそんな凄いのかって?

いやいや、これは超スゴイ事ですよ!



そう、つまり。

『キャラ改変主人公』から。

『魔改造主人公』を通り

『クロス主人公』を経て

『憑依主人公』をこなし


ついに……ついに!




 『オリジナル主人公』が!




誕生してしまいました!


もとい、

誕生しました!


「完全なるオリジナルキャラ」を主役とした二次創作。

それが、メインストリームになる時代が到来しました。



 歴史的……圧倒的歴史的瞬間です!

 感動に震えるがいい。



Kanonやエヴァ二次創作の初期からは、

絶対に考えられない時代です。時代の空気が許しません。

そのままじゃ絶対に許されません。

今も許してない人はいるけど。


しかし、色々な『必然の変化』を経た結果、少しずつ、少しずつ

空気が変わり……そして、アイディアが付与され進化し

今、ここに到達しました。


まあ、エヴァらの時代に花開かなかったのも、ある意味必然ですが。

彼らの作品では、モブキャラが物語を展開することは難しいですからね。


ゼロ魔という、余りにも懐が広い、

メインキャラ以外にも大いに活躍・活動の余地があり、

どんなストーリーも吸収してしまう偉大なる作品が

この歴史的転換点を可能にしたのです(大げさ)!



「オリジナル主人公×ゼロ魔!」



さて、これにより何が出来るかというと……。


『原作に全く縛られないストーリー』ができます。



『主人公達』をガン無視で、領地経営しててもいいし。

世界の片隅で技術チートしててもいいし。

政治にガンガン介入してもいいし、戦争ものやってもいいし。

バトル物やっても、道具屋やっても、冒険しても。

魔法研究しても、イチャイチャしてても。

何してもいいのです。

勿論、主人公たちにガンガン絡んでも構いません。



そう、この時代に『内政物』や『領地経営物』という

今の一次創作でも大人気なカテゴリが出来たのです。

『料理無双』もあったし、

『スローライフ』とかもあったかもしれない。


流石にKanonやエヴァで内政は難しいです。

農業してスローライフも……ちょっとな。


でもゼロ魔なら平気!


ゼロ魔って本当懐広いですねえ。

あんまりやられて、適当な内政物も量産されたので

アレは内政じゃなくて『NAISEI』だ、と揶揄されるぐらいに

人気になりました。

取り敢えずマヨネーズ的なのとか。

罪深いですねえ!


また、これで「作者(読者)の感情移入度」も大幅にアップしました。

魔改造でも、クロスキャラでも、憑依でも到達出来ない次元に、

ついに到達したのです。


なんせオリキャラは

完全なる「自分の(妄想をつぎ込んだ)分身」なのですから。


なんかハンターハンターの能力名みたいですね。

「完全なる理想の自分」(パーフェクトアバター)とか当て字うってやろうか。



まあそれはさておき。

もはや、パーフェクトアバターに非の打ち所は何一つありません

 (濃い原作ファンが眉をひそめることを除けば)


どんな設定に縛られる事もありません。

どんなストーリーも展開できます。

誰もが「オリジナル主人公」、通称「オリ主」という

自分の分身を作り、それを中心に物語を展開させました。


何度もいいますが、読者が好きなものは、作者も好きです。

作者が好きで、使いやすいとなったら、そりゃあ流行るよな!




というわけで「オリ主転生」は大流行しました!

  ※今もしてます



そして、魔改造主人公を、凄い勢いで駆逐していきました!


さらば魔改造主人公。もう二度と戻ってこなくていいぞ。

  ※HACHIMAN「呼んだ?」



ん、幻聴が……?それはさておき。


大流行しました!

ぶっちゃけゼロ魔じゃなくても、大流行しました!




一例をあげます。

この時期に人気あった作品のもう一つを紹介しましょう。



  その名は「リリカルなのは」



何度も言いますが、可愛い女の子がいて、

放っておくと不幸になる場合。

二次創作には、熱が入ります。とてもとても、入ります。



そして、リリカルなのはの、なのはといえば。

世のロリコンどもの財布と時間と、人生を溶かしまくった

管理局の白い悪魔です。

CCさくらと双璧をなす、レジェンドヒロインです。

今でも莫大な人気がありますね?その可愛さはまさに悪魔的。

人生溶かされた人、今も息してますか?

フェイトやはやて他サブヒロインも破壊的魅力です。



「彼女らを(自分が)幸せにしたい!」

 ※というか彼女らと幸せになりたい



そう考える作者及び読者が無数にいたのも、

やむを得ない……ええ、やむを得ないでしょう!


やはり、なんか色々願望全部のせのオリ主が流行りました。



「ぼくのかんがえたさいきょうのしゅじんこう」が無双する。



そして惚れられる。そういう話がたくさんありました。

まあ、そこら辺はゼロ魔でもなのはでも同じです。


でも、正直、こういう無双系は

なのはのほうが多かった気がします。

「オリ主」という略語も、なのはを中心に定着した気がしますし。


ちなみに、この手の転移・転生ものは

「トリップもの」と呼ばれていました。

転移者たちは「トリッパー」や「トリッパーズ」という造語で呼ばれてました。

いつの間にか呼ばれなくなりましたが……なんでかな。

まあ、転生が流行った頃からかな。転生はトリップ(移動)ではないので。



そんで、さっきも言ったようにオレツエー系統というか。

すっごい強くて無双して、ヒロインに惚れられる。

そういう話はたっくさんでました!


なのは界隈は「YU-NO」君が魔改造されて

活躍してましたが、それは駆逐される感じで。


オリ主君がなのはの家やはやての家に拾われまくり。

ニコっとすれば、なのはがポッと惚れるニコポや

ナデナデすれば、なのはがポッと惚れるナデポも流行り。

はやてはオリ主をゴミ屋敷のゴミよりもたくさん拾ってくるし、

闇の書とシグナムは主を量産するし、

ザフィーラはただの犬になるし

真の実力はS+ランクだけど面倒なのでBランクだし。

とにかく。



たくさんのオリ主が、たくさん活躍しました。

余りにも活躍するので(そして原作を壊すので)、

オリ主アンチオリ主とか、

オリ主アンチオリ主アンチオリ主とか

もはやよくわからない奴らも活躍しだしました。


オリ主アンチオリ主までくると、ああ、文化も成熟したな、と感慨深くなります。

これ系統をもうちょい具体的にいった「踏み台転生者」とかいう、闇そのものの単語もでました。

今も一次創作でよく出ますけどね!踏み台転生者は。


勇者っぽい能力や言動してて、自分の正義性を疑わない勇者ムーブな人を茶化したり論破したりしながら、踏み台としてぶっ倒すやつです。

今でもたくさんあるでしょう?そういう話。

これの大元は、ここらの二次創作です。


そういう役割を転生者がやってると「踏み台転生者」と言われました。

これはこの頃から受け継がれてるアイディアです。ちなみにウケます。

ドヤってる人を、ドヤり返す話は楽しいからね。


オリ主アンチオリ主とはこういう話の系統をいいます。

なお、大概の場合、アンチオリ主の話も、似たような話になります。


アンチオリ主「原作ヒロインに好かれたいためだけに、原作に介入し、

ヒロインの人生を曲げるオリ主め!許さん!俺が成敗してくれる!」

→ヒロイン「アンチオリ主君ってオリ主君と違って素敵!」→ヒロイン惚れる

みたいな。結局大してお前も変わらんやんけみたいな。


で、そういうのにイラついた人が、オリ主アンチオリ主アンチオリ主を書くと。

つまり、こういう、踏み台キャラを潰す人を踏み台にする話です。もはやここまでくるとよくわかりませんが。



しかし、作者さんたちは思いました。



「オリ主が許可されただけじゃ、まだ足りない!」


「もっと、理想を詰め込んだキャラを作りたい!」と。



うーん。贅沢。こいつらの欲望は留まるところを知らんな。



だが、必要は発明の母!

母ちゃん、アイディア出したるで!


というわけで、ついにあのアイディアが君臨しました。

母ちゃん余計なことすんなよ!

……と一部の人は思ったでしょう。


すなわち




  「神様転生」です。





さあ、ついに、なろうそのものの文化に入ってきましたよッ!


憂き憂きしますね!


続く!





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 能力だけクロス、か〜ら〜の〜?

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続き!


作者の純粋な追求(よくぼう)に終わりはありません。

執念、足りてる。


もっと格好よく、もっと強く、

もっと自分が憧れることのできる、

もっと妄想に浸りっぱなしでいられる、オリ主!


そんなオリ主を求めた作者さんたちは、こう思いました。



 「オリ主」がOKってだけじゃあまだ足りない!

 もっと、もっと「理想のオリ主」を!



そこから神様転生に繋がるわけですが……。

しかし、ここらへんに、少しややこしい事情があります。



ちょっと、クロス全盛期や、

魔改造主人公全盛期に時代を少し戻します。


ダイの大冒険のポップが、ゼロ魔に召喚される。

2つの世界を混じらせる。そういうのがクロスでしたね。


さて、この時、クロスの中でもいくつかジャンルがありました。

その中でも、かなり欲望に全振りしたジャンルがあります。



その名も……「能力のみクロス」と言います。



名前だけで嫌な余寒、いや予感がした貴方は正しい。

これは当時も、許せる人でも許せない(言語崩壊)部類に入ってましたからね。



これはどういう意味かというと、例えばゼロ魔の世界で

Fateのエミヤの「無限の剣製」を主人公が使う話が書きたいとします。

本来であれば、そういう話を書きたいなら、

エミヤとかを連れてくるのが自然な発想です。


しかし……こうも考えました。


(Fate原作知らんし、キャラは連れてこれん)


知らないなら書かなければいいと思うのですが、そうはいかんざき。


(でも能力はカッコイイから使いたい)


どっか映像で一部分だけみたか、他人の二次でも見たかしたんでしょうね。

それで影響されたと。でも、原作は知らんと。


じゃあ、どうすればいいか。

答えは簡単。能力だけ借りればいいのです。

こうして。


 能力だけエミヤ!中身はサイト(つーかSAITO)!


というキャラの完成です。

あるいは、1人のキャラに複数能力突っ込みたい。

こういう欲望からも生まれました。


 無限の剣製も使いたいし、かめはめ波も打ちたいし

 ルーラも使いたい。


こういう感じですね。3人連れてくるのは無理があるので。

というわけで。



 能力だけクロス!というジャンルの誕生です



ちなみに、これは特に「仮面ライダー」関係のクロスで

猛威をふるいました。

変身!クロックアップ!でも、中の人は別!


当たり前ですが、純な原作ファンからは大概に

クソほど嫌われました。まあ当たり前ですね。

仮面ライダー!って言う名前みてきたら

能力だけしかないんですから。


ライダーって名前使うな!みたいな

その能力は、色んな覚悟や運命と引き換えのもんなんや!的な

女の子にモテて、キラッするためじゃねえ!な感じな


というわけで、作者達は困りました。

うーん。怒られてしまう……

でも能力使いたいしな……


これは「オリ主転生」の流れがきてからもしばらく続きました。

「なのは×ライダー」

で、ライダーは能力のみ、で、オリ主、みたいな。

で、始まる許す許さねえバトル。的な。



しかし、そこで作者さんは考えました。

なんか……クロスとか一々許可とか原作調べるとか面倒臭い。

もっと、スムーズに強くできんもんか……。

せや!閃い(てしまっ)た!



 転生する時に、あの世の描写して、神様に能力つけさせたろ!



というわけで、閃いてしまいました。



 「神様転生」の始まりです!



うーんこれは天才の発想!()


ここまでくると、なろうへの繋がりももう見えてきましたね?


実に上手い発想だとは思います。

何故なら「物語の嘘は、始めにつけ」という言葉があります。

始めの嘘なら、大きい嘘でも許される。

「そういうものだ」として始まるからです。


もしこれが途中で神様出てきて、能力あげる。

これは流石に許されません。でも、最初なら許される。


転生がブームだったので、転生するなら

死後の世界=神がいてもおかしくない、というのもありますね。


いや、嘘です。当時普通にありえないと思ってました()

つーか今でもそこまで評判いいわけではないですが


でも、これが一大ジャンルを築き名作も多数生み出してるんだから世の中わからんもんです。


今となっては慣れたし。


それに、よくよく考えるとこれはとても便利なんですよね。




だって、それまでのアイディアで、オリキャラを使って、かめはめ波を、うたせれますか?異世界で。



それが一気に書きやすくなった。

だから、凄まじいアイディアなんですよこれは。



印象はどうあれ。



そして、ここらへんから『チート』という言葉も定着していきましたね。


普通の中世風世界観に、いきなり、かめはめ波打つやつが単品でいたらおかしいわけです。

努力でどうこうとかじゃないから。努力の延長線上にいないから。

世界観的におかしい。



イオンモールを登場させたり。ホームセンターとつないだり。

ステータス画面をちょちょいといじったり、念じるだけで。

武器や防具や食料や、はたまた街そのものなんかを召喚できたらおかしいわけです。

努力でどうにかなるもんじゃないでしょ、これ。

まさしく『チート』でも使わないと存在できない異物的能力!



普通はこんなのぶっこんだら、世界観が崩壊します。

つじつまが合わない!

しかし、神様転生や、ゲーム世界などへの転生は、それも可能にする!


なんたる包容力か!



印象はともかく。




でも、でもです!

ともあれ、こうして、本当の意味での



「自分の(妄想を詰め込んだ)分身」



を作るパターンが、ついに完成したといえます!

何者にも縛られない、どんな能力でもつけれる、最強の分身です!

ありとあらゆるアイディアを受け入れる最強の器!最強の概念!

新しい概念の誕生だッ!素晴らしいッ!ハッピーバースデー!!



ちなみに、この流行りができた後、

リリカルなのは世界はこれでもかというほど犯されました!

出来る前からも犯されてたけど、加速しました!

管理局何回滅ぼされたんやろ。かわいそうやなあ。



やはりまず、管理局という名前がよくないのでは。




まあ、そんな事はさておき。



これらの概念は、ゼロ魔をこえ、なのはを超え。

ハンターハンター、恋姫無双、ワンピース

ナルト、FF、DQ、マヴラヴ、その他様々な

二次創作世界を侵食……

もとい、活性化させていきました。


個人的には、ネギま!もかなりの一大勢力を築いていたと思います。

エヴァとかいう金髪ロリババア大人気だったからね。しょうがないね。



 オリ主を使い、オリキャラをだし、

 オリジナル能力で、原作と無関係のジャンルを

 異世界で、オリジナルの設定で、

 オリジナルストーリーで、展開する。



ここまで自由度が高いとですね。

腕のある作者がやれば、羽の生えたライオンの如く、

縦横無尽に腕をふるい、面白い作品がザクザクと生まれました。



異世界!憑依!転移!転生!神様転生!

おお、これらの設定のなんと懐の深いことか!


まさに黄金時代!




……しかし。例によって。

ある日。誰かがふと気づきました。


またこのパターンか!




「これもう全部オリジナルでよくね?」




あっはい。そっすね





続く!





次回予告!



やめて!オリジナル文化しか知らない、純粋な心を持つ(多分)

一般なろう民に神様転生なんて見せたら、なろう民の精神力が燃え尽きちゃう!


お願い、死なないでランキング!あんたが今ここで倒れたら、なろうの文化はどうなっちゃうの?

時間はまだ残ってる。ここを耐えれば、輝かしい小説文化が花開くんだから!



次回「神様転生、流行る」。



 デュエル・スタンバイ!



———————————————

※こんだけ熱く語ってますが、筆者はこの当時は読み専です


※ちなみに、転生を広めたのは

ハルケギニア南船竜北じゃないかと思ってる。知ってる人は懐かしがってください。

あれは歴史のターニングポイント的作品かなと。

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