第2話

後日、英語の授業の日。


私は行きたくないと思いながらも授業へ出た。


授業が始まる5分前に教室へ入り

(来るのかなー)と思いながら憂鬱な時間を過ごしていると、授業担当の先生が来た。


授業開始時間より少し遅れて授業が始まった。


(あれ?莉子ちゃん来てない。)そう思いながら隣の席がぽっかり空いたまま授業が進んだ。


結局、莉子ちゃんは来なかった。




その次もそのまた次も、ずっと。




英語の授業には来なかった。



単位制の高校なので授業の欠席時数が決まっている。


莉子ちゃんはあっという間に、決められた欠席時数を超えて単位を落とした。


(ああ、これで関わらなくて良くなる)


結局、それからほとんど莉子ちゃんと関わらなくなった。


それどころか学校で見かけなくなった。


どうやら学校に来ていないらしい。


Twitterの中ではよく見かける。


毎日、彼氏とラブラブらしい。


そういうところも苦手だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

前へ進む友達と後ろへ戻る私 まる @marumaruchan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る