前へ進む友達と後ろへ戻る私

まる

第1話

これは高校で出会った友達の莉子と私の話。


莉子と出会ったのは高校3年目のとき。

入学年度が同じの同い年。

莉子のことは入学した頃から知っていた。

軽音部に所属していて、将来はアーティストになりたいと思っている女の子。


でも何故か苦手意識をもっていた。


話したこともない莉子を何故か嫌いだった。


そんな莉子と初めて話したのはTwitterだった。


私のツイートに


「○○高校の千佳ちゃんだよね?」


と突然リプを送ってきた。


「そうだよ!莉子ちゃんだよね?」


(なに、この子)と思いながらも普通にリプを返した。


「そうだよ!莉子!あのさ、今日の火金2時限目のコミ英2の授業同じなんだよね!!」


と速攻で返ってきたリプ。


(知ってるよ、今日いなかったよねぇ)

と思いながら


「そう!同じだよね!今日、莉子ちゃんいなかったけど先生の出席確認で名前呼んでたから知ってる!嬉しいー!!」


思ってもいないことをリプで返して

そこから長く続いたリプ合戦。


最終的には「英語の授業、隣同士に座って、いっしょに頑張ろうね!」って言って終わった。


(あぁこれから隣同士かー)

って憂鬱になりながらお互いのTwitterをフォローしてその日はおしまい。


次の英語の授業、行きたくないなぁ…

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