女官李小杏の恋と、王宮を取り巻く陰謀に心を持っていかれました。

乾王宮の女官、李小杏の語り口調で進む物語。
前半はほのぼのとした小杏の王宮勤め、徐々に膨らむ巴国の王太子への恋心に、
後半になるにつれて、胸がきゅっと掴まれる緊張感、小杏の恋の行方に目が離せなくなります。

余韻が残る最後、読み終わった後に悲しい話ではないはずなのに、切なくなりました。
面白かった!