4) ルドルフ・シュタイナーというひとが書いたものを読んでごらん

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 ルドルフ・シュタイナーというひとが書いたものを読んでごらん。彼が創設したウォルドルフ・スクールという方式を勉強してごらん。


 人類があなたの言うような道を願い、あなたがこうしたい、こうありたいと言っているとおりのことを願っているとすれば、あの方式は有効だと言っている。ひとつの例としてあげたのだよ。


《神との対話2-P173》(一部略)

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 『神との対話』では、「知識」より「智恵」に重点をおいた教育の1例として、シュタイナー教育を上げています。


 ルドルフ・シュタイナーはドイツ人で、ウォルドルフ・スクールを創設しました。


 ウォルドルフ・スクールは、他の学校とはいろいろなちがいがあります。


 例えば、ウォルドルフ・スクールでは、教師も幼稚園から小学校まで一緒に進級していきます。生徒はずっと同じ教師に教わるのです。


 教師たちは、生徒たちをわが子のようによく知ることができ、生徒たちも、ふつうの学校では考えられないほど、教師を信頼し、愛するようになります。


 生徒たちと教師に、大変強い絆が育つのです。家庭の外のもうひとつの家庭のような学校なのです。


 生徒たちが卒業すると、教師はまた最初の学年に戻り、別のグループの生徒たちと一から始めます。教師は、生涯に四つか五つのグループの生徒しか教えないのです。


 ウォルドルフ・スクールの教育では、人間関係と絆、愛は、教師が教える知識と同じくらい大切だと考えているのです。

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