3)人間の創造と人間の構成要素 《魂があなたを包んでいる》
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魂はあらゆるところにあり、あなたのまわりにもある。魂があなたを包んでいる。
「オーラ」のことを聞いたことがあるかな?あなたがたの言葉、あなたがたの理解で、その存在の大きさ、複雑さを思い描くうえでは、あれが最も魂に近いだろう。魂はあなたをたばねているものだ。
《神との対話3-P214》
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「リビングルームの空気」が終わって、「ダイニングルームの空気」が始まる場所などない、とあなたは言った。だが、「リビングルームの空気」の密度がだんだん下がる場所はある。だんだん「うすく」なり拡散するところだ。「ダイニングルームの空気」も同じだね。ダイニングルームから離れれば、それだけ、食べ物の匂いはうすくなる!
空気はべつべつの性格をもつから、異なる空気のように思える。だが異なりはしない。同じ空気がちがうように感じられるだけだ。
《神との対話3-P219》
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人間は、魂の乗り物として、創造されました。したがって、人間は、魂-精神-身体の3層からなっています。人間に魂が宿るというより、魂が人間を包んでいるのです。
魂は、神の分身として個別性をもちながらも、全てがつながっています。『神との対話』では、それを家の中の空気に例えて説明しています。
空気はすべてつながっているものですが、家の中では、各部屋ごとの独特の空気、例えば、台所なら食べ物の香りがする、リビングルームは特有の雰囲気があるというように、個と全体がつながっています。しかも、屋外の空気ともがつながっています。
魂もそれと似ていて、人間一人ひとりの魂の個別性はありますが、それらは決して別々に分離しているのではなく、全てがつながっているというのです。
神の分身である魂が物質的世界の人間を包みこむ形で、人生の中でいろいろな体験をして行きます。それと同時に、神は自らを体験的に知っていくのです。
人間を含めた被造物(宇宙)は、様々な創造行為を行うことによって、神自身の進化、発展、成長に寄与しています。すなわち、神と被造物は、共同で、創造の御業を行なっているといえるのです。
さらに『神との対話』では、神と魂の関係を、大洋(大海)と波を例えにして、説明しています。
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大洋がなければ、波は波として存在する力をもたない。
小さくても大きくても波は波だ。
波のひとつひとつは違っていても、どの波も、大洋そのものと分離してはいない。
波は浜辺に打ち寄せるが、存在しなくなるわけではない。かたちを変えて、また大洋に戻っていく。
波の存在は、大洋の存在の証だ。
あなたの存在は、神の存在の証だ。
《神へ帰るP130》(一部略)
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大洋と波はつながっています。その組成成分も同じです。波は大洋の一部なのです。
波にも、大きな波、小さな波など千差万別の波があり、大洋の性質の表れです。
そして波は浜辺に打ち寄せるが、存在しなくなるわけではありません。かたちを変えて、また大洋に戻っていくのです。
大洋と波の関係と同じように、魂は神の分霊で、神と魂はつながっています。
神のすべての神性は魂に付与されていて、魂によって神は表現されるのです。
すべての神性が付与された魂は、いろいろな人生を歩みながら、いろいろな物事を体験します。
魂は死を通して形を変え、物質的世界から霊的世界に(その逆も)移ります。死によって、消えて無くなることはないのです。
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