「けうけげん」それは疫病を流行らせる恐ろしい妖怪の名前。
小さな村でに伝わる、そんな「けうけげん」の伝承。昔ならともかく、現在の日本にそんなものがいるはずない。と思いきや、次々と出てくる目撃情報。
妻の話によると、真面目な高校教諭が見た、夜遊びをしていた高校生カップルも見たと言う。
ポイントとなるのは、この「けうけげん」の話は噂で語られているという事。実際に見たわけでは無い「けうけげん」は、果たして実在するのでしょうか?
話の語り部である夫婦は、別作品の『小豆洗いの食卓』にも登場します。
とてもほのぼのとしたご夫婦で、語り部がこの方で良かったと思っています。