第7話 『人種』

ようお前ら!


教えて篠崎先生!のコーナーだ。


今回は『人種』について話していこうと思うぞ。


NOVAが引き起こした月の涙によって遺伝子改変された生き物のうち、人間が変化した者たちだ。


分岐した種族はかなり多岐にわたる。


ここでは主に月の涙による遺伝子変異による人種分別について話す。


そのためNOVA以前から存在した人種については触れないから注意してくれ。


なに?NOVA以前にも異人種は存在したのかって?


まあ、いたさ。レプティリアンとかインスマスとか…。


いや、その話はいいんだ。


大まかに四足歩行の動物に近しい形質を授かった者たちを獣人種と呼んでいる。


獣人種は本当に様々な種類が確認されている。


猫や犬に留まらずワニなど日本には生息していなかった生物への変異もあるようだ。


また、獣人種の形質の度合いも人ごとに違い、動物に近い体つき顔つきの者もいれば、ただ耳や尻尾が生えている程度のものもいる。


獣人種と一纏めにされない種族も多数存在する。


例えば蜘蛛の性質を受け継いだアラクネや蛇の形質を持つナーガなどだ。


蔑称だという人もいるが、別にそれで差別してるわけじゃないから関係ないだろ。


一番最初に登場した異人種は、エルフだと言われている。


彼らは耳が長く総じて肌が白いと言う点以外は、人間とほぼ変わらない。


あまりその他の人種に友好的でないが、その発端はやはり差別によるところが大きいのかもしれん。


異人種が現れ始めてから少しの間は、やはり差別などがあったらしいからな。


今はそんなこと気にする様子もなく皆暮らしているが、異人種を排斥しようとする愚かな者はたまにいる。


どうか君たちの中にはそんな人間はいて欲しくないな。


他にも鳥の形質を受け継いでいればハーピィ、イカやタコならスキュラ、カエルならフロッガーなど他にもまだある。


決して否定することなく、互いを尊重しあって生きてほしい。


ハーピィやナーガに限った事じゃないが、体の一部が人間のものじゃない器官に変質させることができることが確認されている。


メカニズムは研究されているものの、未だ解明されていない。


ナーガやスキュラは下半身が蛇やタコのように変質する。


ハーピィは腕と足が鳥のように変質する。


まぁ、私自身が獣人種でないため、なんとも説明することができないが、とにかくそう言うことができるんだ。すごいよな。


ちなみに、この人種は子供にも遺伝する。


だから、例えば犬の獣人種の夫婦が子供を産むと、犬の獣人種の子供が生まれる。


もしも、犬の獣人種と猫の獣人種の夫婦の子供なら5050の確率ってわけだ。


ただ、ダークエルフは特別で、他の種族と子供をなすと相手の種族の子供を生む。


エルフの中で、遺伝子の掛け合わせで偶然生まれるダークエルフは、エルフの中では忌み嫌われ、迫害され独自の文化を持っている。


ダークエルフはダークエルフ同士でないと、同族の子供が生まれない。


不思議なものだ。肌の色しか違わない者同士なんて誤差の範囲でしかないのに。


っと、話がずれた。


まぁ、こんな感じで、今世界中には数多くの異人種が存在する。


彼らのパーソナリティと文化を認め、互いに存在を認識する必要がある。


そして、不必要な争いを生まないための和解が必要だ。


私たちが成したいと思っているうちにまだ叶いそうにない。


君たちの世代で是非叶えられることを願っているよう。

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