ぼっち気質の高校生松井はある日、大爆発に巻き込まれて自分が死んだ際にタイムリープする特殊能力を持っていることに気づく。そして何度も爆発に巻き込まれ、同じ時間繰り返す内に、その大爆発の原因が氷の美少女と呼ばれるクラスメイトの雨宮ほのかにあると気づいた松井は、この爆発を止めるために、重大なミッションに挑む。
そのミッション内容とは……雨宮のおっぱいを揉むこと。……こいつはヘビーだ。胸を揉んで爆発を止めるだけなら簡単かもしれない。が、爆発を阻止すればループも終わり、残るのはクラスメイトのおっぱいを揉んだという性犯罪の事実のみ。爆発を止めるためにおっぱいを揉んだなんて誰も信じてくれやしない！ だから松井は追い求める。雨宮のおっぱいを合法的に揉む方法を……！
起こるとわかっている事件や事故を止めるために主人公が四苦八苦するのは、ループものの定番だが、本作はその止める手段をおっぱいにすることで物語をラブコメにしているのが大きな工夫。ろくに友達もいない松井が、爆発を止めるため雨宮さんと距離を縮めようと頑張ったり、行動パターンを分析してラッキースケベを狙ったりと、真剣で切実、それでいてどこか馬鹿馬鹿しくも甘酸っぱいという良いラブコメの条件を満たしている。はたして松井はおっぱいを揉むことができるのか！？ そしてついでに爆発を止めることができるのか？ それは君の目で確かめてくれ！
（「やり直せたら上手くいく！？ ループ小説」４選／文＝柿崎 憲）
ほぼ一気読みでした！
三日間を何度もループするぼっち主人公が、住む町で起きる爆発を止めループを抜け出すためには、ヒロインの胸を揉まないといけない！？
何て面白過ぎる斬新な絶対条件！
ぼっちなだけに対人スキルが低くて四苦八苦する主人公に何だかくすりとしました。頑張れよーっと応援したくなる主人公キャラです。
脇キャラたちもいいキャラしてますし、果たして結末は！？とわくわくしながら読める作品です。
うぶな主人公とヒロインのやり取りに悶えます。
特に最終話は濃くて思わずにまにましてしまいました。
そんなちょっと不思議で可愛いラブコメを是非どうぞ～！！
初めはキャッチコピーだけを読んで《なんだこれは》と思って読み始めました。
どんどん読み進めてく中で、どんどん内容に惹き込まれていくのを感じました。
そこでふと『タイトルを見てなかったな……』と中間まで読んで思い至り、見てみたらなんと、タイトル斬りコンテストに参加してる作品でした。
タイトル、内容のあり方を指定されているため、同じような内容になるのだろうな…
と敬遠していたのですが、
その中で、発想、内容、展開。どれも自分の度肝を抜かされました！
おっぱいを揉まなければ爆発する。
どんなエロコメだろうと思ったらホントに大真面目なお話で、完全に恋愛小説という印象です。
そんな変わった異能に対し、主人公が奮闘する様が淡々と描かれていて、読んでいる自分もハラハラさせられました。
この作品に出会えて良かったと思います。
注：この作品は下ネタ重視の作品ではありません。
ぼっちの高校生男子が世界を救おうと必死に努力する物語です。
大爆発が起きる3日間を無限ループする主人公。それを回避するには、爆発の原因であるクラスメイト（超美人）の胸を揉まなければならない……。
これだけでは何を言っているのか分からないと思います。
しかし、ぼっちで内気な主人公が考えて考えた結果がこれなのです。彼は無限ループで大量な時間を使い世界を救う方法を思案しました。
物語のテンポが凄く良いのでサクッと読めてしまうでしょう。
どんでん返しの展開や読者を笑わせ、驚かせる展開。
楽しく、ワクワクドキドキと読める事、間違いなしの作品です。
一読必読。結末が気になって気になって、しょうがない作品。
オススメです☆