第3話何度祈っても





また、貴方に愛に行く。

そう思っていたわ。









もう、もうこんな思いは続けたくないの。

色んなものを犠牲にして、

返ってくるのは儚い言葉だけ。





それでも諦めなかったわ。

けど……。















愛してる、あいしてる。




哀していたわ。













彼女に最後の願いを










「私の思いを届けてちょうだい。」





犠牲は私。


私は星に。










私の涙は流れ星?



それとも雨になるのかしら。










会いにいくのは無理でも

ここから貴方を見守るの。



貴方と貴女の幸せを願うのは、私にとっての望みとなって。

















そのとき、蒼がキラリと光って

泡沫の私になった。

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泡沫の願い 椎名 櫟 @muzunoiiiro

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