異世界転生物の皮被った推理小説では?

詐欺師の主人公が異世界で様々な事件を解決する事で物語が進行する。
主人公にチートの類は無く、あるのは前世で培った詐欺の手管だけ。
探偵と呼ぶには少々荒っぽいが、側からみれば先が見えているかの様な謎解きは見ていてとても痛快だ。
そして最後に主人公はこう嘯くのだ。
「僕は占い師じゃなくて、詐欺師だからね」


張り巡らされた伏線と鮮やかな回収、そして最後の決め台詞。
私の好きなものが詰まった素晴らしい作品です。