決戦は宵時に
六畳のえる
決戦5分前
「ぐう……厳しいな……おい、お前ら、大丈夫か」
「そうでもねえな……歩けるかも怪しいぜ……」
「アタシも……内臓やられたかも……」
「ったく、4人しかいないってのに、お前に付き合うと毎回ギリギリの戦いだな、へへっ」
「で、どうすんだよ。まだいけるか?」
「アイツ相当大きいけど……勝てる?」
「んなこと言って、ここで退く選択肢あんのかよ」
「だよな、やるっきゃねえな」
「ぶっ倒れても知らねえぞ」
「倒れたら倒れたで、それも勲章だ」
「よし、残党は早めに片付けろ。その後は1人1殺だ」
「言っとくけど、アタシは援護できないからね」
「みんな同じだっての。いいか、必ず仕留めろよ。4人が全員で勝つ。それが俺達の戦いだ」
「俺達から出向くか?」
「いいや、待ってようぜ。向こうから来るさ。もうすぐな」
「はい、すみませーん、飲み放題ラストオーダーの時間ですー!」
「すみません、生ビール、ピッチャー4つで!」
決戦は宵時に 六畳のえる @rokujo_noel
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます