こんばんは。
ディストピアなのだけれど、それが普通のこととして人々は育ち、生活している。
その空気感が伝わってきます。
虫がいないということは、植物も研究用くらいで、大規模な栽培などはされていないのでしょうね。
ナノマシンとかで出来るのかな?
ともあれトワさんのきっぱりとした態度や性格が、どうして形成されたのか。
それは過去の自分を押し殺した積み重ねである、と思い至ってしまいます。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
わー、伝わって嬉しいです!
生まれた時からその環境だと、それが『普通』だと思ってしまいますよね。。
植物は、主に穀類や野菜などの食用のみ、あとは研究用です。
栽培は専用の工場の中でなされている設定です。
そう、割り切って考えなければやっていけない状況ばかりで、あんまり迷いのない性格になりました。
人間の生存に邪魔なものをすべて排除しようとするコロニーの世界。
そこでは命さえ、人間の都合でデザインされる。
一方、ただ生きるということさえ難しい星になってしまっている地球。
そこで人々は「神」という曖昧なものを信じる。
どちらが人間にとって幸せなんだろう、と考えてしまいました。
トワさんとジンさんの対話は、両極端な環境に生きる2人の交流ですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
わああ、そうなんです! 仰る通り、正反対の構造の世界にしてみました。
月コロニーは、人間にとって安心安全な環境のように思えて、大きなひずみを抱えています。
対極の環境の星からやってきたジンと出会ったことで、トワの人生がどう変化していくのか。
2章冒頭で出オチ気味ですが(笑)見守っていただけますと幸いです!
こちらは父親ジンさんのお話なんですね。
奥さんと子どもたちの事を愛していたことが知れて、
嬉しいけど、切ないです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ジンと出会った月の青年トワ視点の章です。
トワから見ても、ジンの家族への想いが分かりますね。
この出会いが何をもたらすでしょうか?