エピローグ ~ by Yuri

 まさかまさかの菫の告白。しかも今まで聞いた中で一番声がでかかった。いやもうなんか、めっちゃ青春してるなーって思った。いやだって、うん、青春だよね。私は何があったか知らないけど、なんで土下座してたのかも知らないけど。

 先輩は知ってるらしい。ニヤニヤしていた。そんなに面白いことがあったのならば私も見たかった。いやでも、イケメン市ノ川を土下座させるほどのこと、きっとよほどのことだったのだろう。めっちゃ、見たかった。

 そうだ、試しに、


『ねえ菫、そろそろこの間何があったのか教えてくれてもよくない? 告白は成功したみたいだけどなんで翔伍くん土下座しとったん?』


 直接質問、これに限る。いや本当なら先輩に聞けばいいんだろうけど、なんか、教えてくれなそう、あの人。誕生日教えてくれないし。


『ここだけの話ね、実は、乳を揉まれた』


 は? 何いってんのこいつ、何そのエロ同人みたいなその展開。え、何、どういうアレで乳を揉まれることになるの。どういうことなの。わけわからん。いやちょっとメタイけどなんなのこの話。え、マジ、どういうことなの。


『いやその、私を守ってくれたから、うん、いいのかなって。それに、もともと翔伍のこと好きだったし』


 今度はラブコメらしい。とりあえず、何がいいたいかと言うと、


 なんだこの学校、ヒステリックに喚くホモに乳揉んで女子を助ける奴に、イケメンの頭おかしい率やばくないか。

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独り身少女の高校生活 七条ミル @Shichijo_Miru

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