exchange looks…目配せをする　ポーカー部の見学に新一年の女子高生が来て、こいつはいいカモだぞ、と部長と部員が目配せをする。いろいろとりあえず、相手と勝ったり負けたりして、最終的に勝負に出させるようにする。カードを完全にコントロールできるなら、配る段階で相手の手札が「ＫＫＫ○○」とだったとするよね。でもって自分のほうが「ＡＡ○○○」とするわけよ。カードの山の中には「Ｋ○ＡＡ○」と仕込んでおくの。そうすると、相手は２枚交換して「ＫＫＫＫ○」、自分が３枚交換して「ＡＡＡＡ○」になるわけ。最初に、ほー、こりゃちょっと勝負してみたくなったな、って、新一年生が手持ちのチップを相手に合わせてどんどんレイズして最初のコール。次に手札交換するとき、４枚交換、ってその子が言うので部長はびっくりする。そうすると新一年生の手は「ＫＫ○ＡＡ」のツーペア。それに対して部長の手は「ＡＡ○○○」のワンペアになって、どんなに頑張ってもスリーカードにはならないので負ける。うちの父ちゃん、プロのギャンブラーだから、ちょくちょくその手を使うんよ、と新一年生が説明して、まんまとチップのポッキー半年分をせしめる。女子高生の賭け事なんてそんなもんだろうけど、ポッキーでも箱単位で賭けるようになると危ない。