第600話 mask…仮面
mask…仮面 2020年3月現在、日本では猛烈に品不足感のある、口の回りを覆うもの。西洋では演劇の伝統として目の回りを隠すもの。全部隠してしまうと誰が演じてるかわからなくなるからね。だから、目元だけ隠すと正体不明の人になる、という約束なんだ。ピンチのときに現れるマスクド・プロタゴニスト(主人公)の紅天女(仮)。あっ、あなたは紅天女(仮)さん。でもさっきまでいたマヤちゃんはどこに。ああいたいたマヤちゃん。えーっ、なんで紅天女(仮)さんどこかに行っちゃったの、ととまどう演劇仲間。そういう場合はねえ、半分だけマスクをして、右を向いたら紅天女(仮)、左を向いたら北島マヤ(仮)って演出をすればいいんだ。しかし北島マヤ(仮)さん、まだ女子高生だったんだっけ(注:違います)。なお、口の部分にするマスクは英語ではサージカル・マスク、中国語で口罩って言います。面具は顔全体を覆う仮面だね。
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