第30話戦闘基礎学習

・小話・


やっと30話行きましたね。最近、

説明ばかりで分からない人が多数いると思います。また今度小話でまとめみたいなのをする予定ですので、待っていてください。


30話ということで、僕がこの小説をなぜ書こうとしたか、経緯を説明します。

これを書こうとしたきっかけは、こういうWeb小説があると知ったからです。物語を書くことは好きで、でも

友達に見られるのは恥ずかしい。

だから、正体を明かさず小説を書けるWeb小説に興味を持ったのです。

これが書こうとしたきっかけです。


自分ならどんな物語が書けるのか、書いていて楽しいです。別に有名になりたいわけでもなく、ただ書いているのが楽しいのです。まぁ多くの人には見てもらいたいですけど。


長くなりましたが今回の小話はここまで本編をお楽しみください。


前回から一ヶ月空いたけど、たくさん書いたから許してね。

てへぺろ(きもっ)


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「はい!!!」


俺たちの声が山いっぱいに響き渡たった。

が、張り切ったのはいいものの・・・


キーンコーンカーンコーン

授業終了の予鈴が鳴ると、英語担任の岩田先生が気づき、ハツラツとした発音で喚起した。


「あ、もうこんな時間か。

OK!everyone.今日の課題はワークのP.45と46やってこいよ。いいか?じゃあLet'sfinish.」


やっと金曜日の5限が終わる。疲労が溜まった重い体を持ち上げた。

授業が終わると教室がみんなの話し声で満ちた。


「おい。大丈夫か火炎?あと1限あるんだぞ。元気だせって。」


机にうつぶせた状態の俺に泉が声をかけてくれた。

俺は顔をあげながら答えた。


「あと1限何?基礎学だっけ?」

「おう。戦闘基礎学習だ。しかも今日は実戦らしいぞ。頑張ろうな。」


がっちりとした体つきの柔道部の肩ポンは少し強かった。泉はこれまたがっちりとした顔つきの顔をくしゃっとしわらった。太い眉が斜めに曲がっていた。


泉(泉豪いずみごう)は柔道部の部長でこのクラスの学級長だ。

そのことや人柄もあいまって、人望は厚くいつも周りに人がいる。

ちなみに柔道は全国ベスト8らしい。


そしてなぜ俺がこんなに疲れているのかというと、それは修行のせいだ。

朝は5:30に起きてすぐに、3kmも走らされて、終わったら筋トレと体幹をする。で学校に行く。1週間も経っていないのに、すごい疲労が溜まっている。


その疲れを刺すように、あと1限がまさかの戦闘基礎学習。


戦闘基礎学習とは犯罪などに巻き込まれないように護身術など、戦闘のことについて学ぶ教科だ。


「とっとと着替えていくぞ。遅れたら田中先生怖いから。」


泉にそう言われ、体操服に着替えて外に出た。


グラウンドには白色に赤のラインが入った体操服と黒色に赤のラインが入ったハーフパンツを履いた生徒がもう並んで待っていた。

そしてその前には、イライラを抑えられていない田中先生がいた。


「おい!遅いぞ。」


少し怒った声だ。田中先生は怒ると怖いから怒らせたくないが、手遅れみたいだ。


「お前ら2人!グラウンド一周して来い!」


ほらやっぱり…

怒らせると面倒なのだ。


グラウンド一周200mを走り、みんなと同じように並んだ。


「6限だというのに遅刻とは。まあいい。お前ら今日は実戦だから『実戦用運動場』に5分以内にこいよ。遅れたら20週追加な。」


田中先生そう言い残し体をくるりと一回転させ、跡かともなく消え去った。


泉が先頭を走りリードしてくれたおかげで、なんとかまにあった。

6限に走らされて疲れた皆の顔を見て楽しそうな田中先生が羨ましく思えた。


「よし。誰も遅れてないな。今回は実戦だ。1対1でタイマンの戦闘をするぞ。ちなみに今回の結果は評価につながるから、全力でするように。

評価基準としては勝ち負けより、技術や習ったことがいかせているか、自分にあった戦い方かどうかなどにしてあるので不利でも頑張るように。

まず1組み目からちゃっちゃっといくぞ。1組み目は『泉』対『氷河』。」


一戦目から俺かよ。しかも泉って。相性は不利だな。

一戦目というプレッシャーと泉という属性相性ガン不利、しかも強い。少し落ち込んだ。


しかし、落ち込んだ俺を無視をするように田中先生は、足早にリングに着かせた。


コンクリートでできた長方形がたのリングは障害物は何もなく、泉と向き合う状態だ。


「ルールはリングから出たら負けだぞー!いいか!あと殺してもダメ!気絶はギリOK!」


田中先生のガラガラ声がリングに響いた。


泉か…刀のない今は圧倒的に不利。武器の使用は禁止だし。泉のスキル的に

距離は詰めた方がいい。となると開始からふところに潜り込むか。よし!そうしよう。


「準備はいいか。レディー…ファイト!」


合図と同時に泉の両サイドから大きな水の腕が出てきた。

水の腕はファイティングポーズをとっている泉と同じポーズをしている。


泉も俺相手に距離を詰められたくないはず。ということは、先手は遠くから攻撃してくる!


読み通りに水の腕は、前に拳を突き出した泉と同じように、こっちに向かってゴツい水の拳が向かってきた。


読み通り。俺は水の腕をよけ、俺の腕一本分の距離まで近づいた。

あとは距離を離さずに、場外に押し切る!


勝ち筋を掴み、右手から炎を噴射しようと右手を伸ばしたしゅんかん。


!!!


泉は慣れた手つきで、俺の右手と胸ぐらを掴み、体を捻らせた。

この距離で、この反応速度。化け物級の反射神経にギョッとした。


俺は背負い投げを決められる前に炎を噴射し、投げられるのは回避したが、また距離をあけてしまった。


近距離に持ち込めば俺の方が有利だとおもっていたが、忘れていた。相手は柔道の全国ベスト8。泉のことを甘く見てしまっていた。


もう簡単に距離を詰めれないぞ。と言っても近くに詰めれないでどうやって、泉に勝とう?

掴んだと思った勝ち筋が消え、俺は動けないでいた。


幸いにも泉も俺の動きを見るためか、俺を睨んだまま、攻撃はしてこなかった。


先手で動いた方が負ける。動いたのを突かれたら、そのまま場外に押し切られてしまう。


泉もその事に気づいたのだろう。俺を睨んではいるが全く動いてこない。


沈黙の時間が続いた。席について見ているクラスメイトも、雰囲気に押され黙っていた。


俺は瞬きをした…


きた!俺が瞬きをした瞬間を狙って、しびれを切らしたのか泉は攻撃をしかけてきた。

瞬きのため反応が少し遅れたが、何とかジャンプして回避できた。

このまま炎を使って距離を詰める!

そう思い、両手を後ろに突き出した。


目の前が明るくなった。目蓋があいたのだ。目蓋の先に写っていた景色は、

ジャンプして上から泉を見下ろしていたが、水の腕はしたになく、ジャンプした俺の方に向かってきていた。

瞬きのせいで反応が遅れたが、なんとか腕をクロスさせ、顔面直撃を防いだ。が、空中では踏ん張りがきかず、そのまま場外に押し出された。


「痛って〜。少しは手加減してくれよ。」


場外に叩き出されたおれを、泉は眉を曲げ、心配そうな顔でこちらに駆け寄ってきた。


「ごめん少しやりすぎた。てか、何であそこでジャンプしたんだ?多分減点だぞ。まあそんなことより、ほら。座ってないで立てよ。」


泉は俺に向かって手を差し出した。俺は泉の手を掴んで、立ち上がった。柔道部部長の手は硬く、分厚かった。


「そうだぞ、泉の言うとおり。何であそこでジャンプをした。その判断は減点だぞー‼」


地獄耳の田中先生。会話内容をすべてきかれてしまっていた。

減点を大声で通告され、恥ずかしくなり、俺は頭をかいた。


その日の夜。


その日の夜は疲労感により、爆睡してしまった…


そして夢の中…


俺は見知らぬ空間に立っていた。全て真っ黒で、壁や床がなく。ただ俺だけが独り棒立ちで浮いていた。

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獄炎の業火 カスタードプリン @TAMAGOKAKEGOHAN

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