【オススメ】なろう作家から学ぶ長編の書き方『タスクの細分化』
どうもメンタル詐欺師の ゆうひずむ♪ です。
タイトルの通り『なろう作家から学ぶ長編の書き方』の解説です。
カクヨムで書いてる作者様にとっては忌々しい相手かもしれませんが、学ぶべきところはしっかり学んでいきましょう。
さて、なろう作家と言えど多くの方はアマチュア作家。
エタる人もいればエタらない人もいます。それはカクヨム作者様も同じこと。
なので、ここでは便宜上なろう作家と書いていますが、あまり気にしないでいただきたい。
では復習になりますが、モチベーションというのはすぐに鎮火してしまいます。
なので大切なのは『勢い』と『取り組むまでの速さ』です。グズグズしているとヤル気の炎は消えてしまいます。
そして勢いを利用して『モチベーションが下がりきるまでに書ける量』だけのことを考える。
たとえば、『異世界に転移してあれやこれやがあって魔王を倒す』という話が思い浮かんだとして
異世界に転移した場面から、
仲間を集めたり経験を積んで強くなったりして、
四天王を倒し、
魔王城に乗り込んで雌雄を決する
までを細かく決めたとしましょう。
それはそれは素晴らしい物語で、書ききればベストセラー間違いなし!
世界193ヵ国で愛用され、その後2000年も語り継がれる名作かもしれません。
……が、そんな長編を11日以内に書ききることができますか? できませんよね?
というか、そんな細かく決めてたら書き始める前に11日経ってしまいます。
ならばどうするか?
まず、異世界に転移した場面を11日以内で書ききれるエピソードにします。
それが書ききれたら次のシチュエーションに移りますが、次の『仲間を集めたり、経験を積む』シーンは11日以内に書ききれません。なので11日以内で書ける仲間を集めるシーンを考えます。
このとき最終的に仲間を5人集めるとして、5人分すべてのエピソードを考える必要はありません。11日以内に5人のエピソードを書くのは難しいからです。11日で一人を仲間にする感じでよいのです。それが無理なら出会いのシーンだけなど、どんどん短くしていきましょう。
以後、この繰り返しです。
書ききったら次のシーンを考える。
するとそのシーンが書きたくなる。
モチベーションが消えない内に書ききる。
これがモチベーションを利用した上手い書き方です。
この点に関して、エタらず長編を書き続けてるなろう作家は実にうまくやってます。
実はこの方法、心理学の世界では『タスクの細分化』と言われています。
タスクと言うのは『やらなければいけない作業』のことで、これを細かくすることで取っつき易くなるという研究結果が出ています。
異世界転移から魔王を倒すまでの長編を書こうとするのは大変だけど
転移して冒険が始まるまでを書くのはできますね?
それは終わりが近く、取っつき易いから。
つまりタスクの細分化です。ぜひ、使ってみてください。
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