偏見混じりで書くこれが本当の〝工業高校あるある〟ー授業編ー

工業高校学習物語 普通教科編

 工業高校と言えど本質は普通科高校と何ら変わらない教育機関だ。


 工業高校生もしっかりと座学を学び、一般教養を養っていく。


 しかし、工業高校は普通教科のほかに専門教科を学ぶため、大体の工業高校は普通科高校よりも普通教科をやっていない。なので学ぶ普通教科というのは、選択教科を除いて必要最低限学ぶ教科や各専門分野に共通するであろう教科を重点的に学んでいる。


 ここで例として挙げるなら、「物理」があてはまるだろう。


 はっきり言って「物理」と機械系専門教科である「機械設計」という教科は因果関係がある。


 いや、正直機械系専門教科の中で計算が含まれる分野に当たっては「機械設計」のほかにも多くあり、それらすべてに「物理」の分野が直接・間接的に関係してくる。


 なので工業高校生にとって苦手でも「物理」という分野は切っても切り離せない関係であり、重要な普通教科なのだ。


 他にも学ぶ教科はゆくゆく就職試験で役に立つ教科を取り揃えている。


 それが工業高校で学ぶ一般的な教科だ。


 偏差値が高めの工業高校や、高等専門学校といった教育機関はもう少し普通教科を行っているが、一般的には今後必要となりうる必要最低限の事を学んでいくのだ。


 そして工業高校生は――普通教科と共に専門教科を学んでいくのだ。

 

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