再開します。
嫁はやっぱり変わっている。
結婚して20年近く経つが、やはり普通ではない。
もっとも「普通」の概念がひとそれぞれだと思うが……
私にとって普通ではない嫁のエピソードは、日常の中で確実に出来る。
そこで一度完結した「私の嫁は変わり者」を再開させていただく事にした。
*
先日、嫁が高次元のエネルギーを受けてベットに倒れこんだ。
これはよくある事である。
レベルの高いあちらの世界からのメッセージを受ける時、または宇宙からのメッセージを受ける時、高次元のエネルギーに体が耐えきれずに倒れるのである。
何度も見てきたので慣れている。
『ああ、またか、しばらく起きないな……』
そう思っていたのだが、今回は様子が違う。
祖母が亡くなった時、母が亡くなった時、その亡骸を見た。
嫁の体が亡骸に近くなっていくように見える。
さすがに初めての事だった。
『ああ、天に召された』
元々この人は役目があって、あちらの世界か、または宇宙で会議された結果送りこまれたインデイゴチルドレンだったんだ。
でもインデイゴチルドレンにしてはちょと抜けすぎている、天然すぎたな。
ちょっと失敗作のインデイゴチルドレンだったのか?
そんなことを考えながら安否確認をするために嫁の手を取った。
冷たかった。
次の瞬間!
「わーーーー今回は本当にやばかった、死ぬかと思った」
そう言って嫁が起き上がった。
『生きてた……』
そういえば、嫁は冷え性だから、手が冷たいんだった。
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