この世は美しいもので溢れている。
その言葉の裏側にある醜さが強くて強くて。
さらに、その奥で光っている恵流ちゃんの美しさが眩しくて眩しくて。
読み手も現在の視界を忘れて、想像の炎の中へと呑み込まれている気がします。
何だろうね。哀しく切ないシーンなのに「ハレルヤ(クラシックじゃない方)」が脳内で流れております。
作者からの返信
わああ、嬉しいなぁ。すごく嬉しいです。いろんなことを感じてくださったのですね(滂沱)
陽くん、のほほんとして見えますが、辛いことの多い人生でした。だからこそ美しいものを見つめ、表現しなきゃ生きていかれなかったのかもしれません。
そんな陽を愛し寄り添おうとしていた恵流は、とても純粋な女性だったのだと思います。
陽の執り行った儀式は、自身を殺める悪魔の所業か、悪を断ち切る神への祈りか。
もしかしたら、「ハレルヤ」はピッタリの選曲かもしれません。白い煙と燃え盛る炎、そして降りかかる虹色の光。そんな映像とも相まって、大迫力です! 素晴らしい!! ありがとうございます!!!
ここへ来るまでの陽の怒涛のような心情がとても苦しかったです。今この状態でようやく平穏な境地にいたる彼の、悟ったような言葉が美しくて悲しい......
作者からの返信
苦しみの中で考えに考え抜いた末に至った境地です。
自分の命をかけて大切な人を守ると決めたことで、最期は安らかにいられたのでしょう。悲しい幕引きには違いありませんが、その決断に後悔は無いと思われます。