波
梅練り
波
たまにふと感情の波が押し寄せる事がある。
波は不安であったり、劣等感であったり、過去の女性の事だったりを巻き込みブクブクと膨れ、迫ってくる。
突然襲い掛かる波に準備していない私は飲まれそうになり必死にもがく。
溺れ死にそうになる時、不思議と波は大人しくなり私の海に平穏が訪れる。
そして喉元を過ぎ熱さを忘れ、私は深く考えもせず「陸よりも気持ちの良い」海の上で再びプカプカと浮遊感を楽しむのだ。
波 梅練り @umeneri_gohan
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